クルマ試乗記

日産リーフに試乗してわかったハンパない走りの実力

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試乗の日は決まって雨が降る、ブリプリオです。

日産リーフと言えば、日産が誇る100%電気自動車ですね。

この車の一番のメリットは何と言っても、電気モーターのみで走るのでガソリン代がかからないということですね。

最近はガソリン代も高いですし「次はリーフにしようかなあー」なんて考えている人も多いのではないでしょうか。

そんなみなさんに代わって、ぼくが実際にリーフに試乗してきましたので、その時の感想をお伝えします。

この車に興味のある方、購入を検討中の方はぜひご覧ください。

車選びのポイント

 

【外観】見た目のかっこよさ

【内装】インパネやシートの質感

【速さ】排気量、パワー、加速感

【燃費】燃費性能、エコ度

【広さ】居住性、荷物を積める量

【静かさ】エンジン音、静粛性

【コスパ】価格と装備のバランス

【乗り心地】足回り、フィーリング

【取りまわし】動かしやすさ

 

  

ブリプリオ
ブリプリオ
 上記のポイントをふまえてレポートします。どうぞお気軽に車選びの参考にしてくださいね!

日産リーフの紹介 

電気モーターが生み出す強烈な加速はちょっとしたスポーツカー並み? 

車名 リーフ
メーカー 日産
車種 電気自動車(EV)
排気量 エンジンなし
サイズ 全長4480×全幅1790×全高1540
乗車定員 5名





今回は日産の100%電気自動車2代目リーフを紹介します。

車にあまり明るくない人でも永ちゃんのCMでおなじみリーフの名前は耳にしたことがあると思います。

国産の100%EVは日産リーフと同社のe-NV200三菱のアイ・ミーブしかありません。

e-NV200はどちらかと言えば商用利用がメインの車。アイ・ミーブは軽自動車ですので、普通乗用車としてはリーフが唯一無二の存在となります。

この車の第一印象ですが、初代と比べるとずいぶんすっきりした外観になったなあと感じました。

初代リーフは未来感を出し過ぎて、個人的には今一つと思えるデザインでしたが、新作はスタイリッシュなデザインでなかなかステキです。

内装もベージュを基調とした落ち着いた雰囲気で、EVだからといって変にごちゃごちゃした感じもありません。(ベージュかブラックどちらかを選べます)

気になるフル充電時の航続距離ですが、カタログ数値では400㎞。実際の数値では低く見積もっても300㎞は走るとのことでした

先代と比べると距離が100Km伸びたということで、航続距離の不安はかなり克服されたと思います。

往復300キロ以内のちょっとした旅行では問題なく使えそうですね。

今は急速充電(屋外の充電ステーションによる充電)がほぼ有料化になりつつありますので、外での充電はできるだけ控えたいですね。

1回の充電時間は約16時間かかるようです。とういことは深夜電力を使うなら、フル充電までざっと2晩かかる計算です。

ちなみに※継ぎ足しの充電でもデータ上は特に問題はないとのことです。

その日半分くらいバッテリーを使用して走り、その日の夜に再充電して半分継ぎ足すイメージですね。

購入時の補助金は40万です。初代から比べると2分の1に下がっているようですが、購入時のサポートとしては十分と言えるでしょう。

継ぎ足しの充電
充電がまだ残っている状態で、継ぎ足す充電
※スマホなどではバッテリーを使い切ってから、再度充電を行うのが望ましいとされている。

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日産リーフ試乗レビュー

今回の試乗車はGグレードという最上級モデルを用意していただきました。

いざ試乗スタート !

スタートスイッチオン、100%EVですから、当然エンジンはかかりません

ゆっくりと公道に出てアクセルに軽く足を乗せた瞬間、電気モーターが生み出す、すさまじい加速を体感することができました

思わず「オー!!」と声が出てしまい、助手席の担当者もニンマリ

街中を数km走りましたが、トルクが分厚いため、上り坂ももろともせず、馬車馬のようにガンガン前に出ていきます。

アクセルから足を離すとeペダルと呼ばれる自動ブレーキが強く効き、車は少しずつ減速し、やがて停止までします。

停車中もホールドボタンをオンにしておけば、ブレーキをふんでおく必要がないので、普通のブレーキを使う必要はほとんどなさそうです。

ただし自動ブレーキの効きが良過ぎて、カックンカックンとなるので、この動作には少し慣れが必要だなと感じました。

担当者に聞いてみると、走行モードをBモード(eペダルなし)に切り換えればよいということで、早速切り換えたとたんに制御が緩み、すぐに扱いやすくなりました。

eペダルは信号や渋滞によるストップ&ゴーの多い街中などではアクセルのオン・オフだけで走行できるので有効です。

しかし比較的流れのよい道や高速道路などではオフにしておくほうが電費も抑えられるとのことでした。

いつものバイパスに入って、アクセルをさらに深く踏み込むと再び猛烈な加速が襲いかかり、背中がシートに押しつけられるほどのGが全身に伝わります。

このジェットコースター的スリリングな感覚が味わえる国産車はスポーツカーでもない限り、なかなかないと思います。

メーターはみるみるうちに100kmに達し、リーフは右斜線に出て前の車をいとも簡単に抜き去ってしまいます。

おそらく0~100kmのタイムは以前試乗したことがあるBMWの3シリーズアウディーA4と比べても遜色ないレベルであると感じました。

バイパスが直線からゆるいカーブに入った時点で、担当者の指示に従い、ハンドルについているプロパイロットスイッチ(運転支援システム)を押してみました。

するとハンドル操作が自動で行われ、細かいコース修正を行ってくれるのがわかりました。

ただし、これは常に手を添えていないと機能しない高速専用のシステムだそうです。

このオプションだけで24万もするとのことなので正直これは要らんかなあと思いました。

今時の車ですから、車線からはみ出したりすれば、当然電子音が鳴って、ちゃんと教えてくれますので…。

というわけでいったんまとめると、リーフの走りはすばらしいの一言に尽きます。

モーター走行の滑らかさが体感速度をより一層際立たせているように思いました。

この走りを一度経験してしまうと普通のガソリン車にはちょっともどれない気がします。

以前のアウトランダーPHEVもスポーツモードを使えば、それなりにいい走りを見せてくれました。

しかし極端にアクセルを踏んだり、スピードが100kmを超えると、さすがにエンジンがかかって「普通の車」に戻り、興ざめするというデメリットがありました。

100%EVのリーフには当然それはありません。どこまでも気持ちよく伸びていく感じですね。

経済性と走る楽しさを両立した想像以上のスペシャルカーでした。あっぱれ日産 !

トルク….エンジン(EVではモーター) が発生する回転力を示す値

※リーフの最大トルクは320N・m

EVのモーターは、回転を始めた直後の低回転で最大トルクが出るため、ガソリンエンジンよりも高回転までパワーを使える。EVの走りがスムーズできびきびしているのは、このモーターの特徴が大きい。

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総評 : 日産リーフ

総合評価/80点  (100点満点中)

外観 ★★★★
内装 ★★★★
速さ ★★★★★
広さ ★★★
静かさ ★★★★★
乗り心地 ★★★★
燃費 ★★★★★
取りまわし
★★★★
   コスパ     ★★★
人気度
★★

 

リーフはこんな人に向いている

〇EV特有の滑らかで気持ちよい走りを楽しみたい。

〇ガソリンを入れるのが面倒。家に充電設備を設置できる。

〇ラゲッジの広さやファミリーユースにそこまでこだわらない。

 

2代目となり、航続距離という弱点も克服された非常に完成度の高い車です。

しかし広さはそこまでないので、子供が2人以上いるファミリーユースなどでは、荷物の収納も含め若干きびしめです。

また値段の割りにコンパクトなボディーゆえ、車の大きさや見栄えにこだわる方にはちょっと物足りないかもしれないです。

 

ライバル車…不在
※強いてあげればアウトランダーPHEV、プリウスPHV、外国製のEVなど




おわりに

ブリプリオの気ままに試乗レビュー (何げにタイトル変えました)

第4回「日産リーフ」の巻 いかがだったでしょうか?

今後も話題の車をバッチリ紹介していきます。ではでは。

Enjoy driving !!

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    初めまして。ブリプリオです。「ブリプリオのブログでカーレビュー」というクルマ試乗記を中心に記事を執筆中です。クルマの内外装や試乗した時の感想を素人目線でありのままにお伝えしています。みなさまのクルマ購入時の参考になれば、幸いです。その他に格闘技コラム、映画コラム(男はつらいよ)の記事も書いています。どうぞよろしくお願いします。