クルマ試乗記

新型レヴォーグSTI Sport EX試乗! インディビジュアルモードを堪能! ブリプリオのブログでカーレビュー!

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今回は新型レヴォーグSTI Sport EXに試乗してきました。

前回のGT-Hも好印象でしたが、待望のSTI Sportも評判通り、完成度の高いモデルでした。

市街地、ワインディング、高速と様々なシチュエーションで試すことができましたので、その模様を久々のコラム風でお届けします。

どうぞご覧ください !

新型レヴォーグSTI Sport 主要諸元

車名 新型レヴォーグ
メーカー スバル
車種 ステーションワゴン
排気量 1.8L直噴ターボDIT
最高出力 177ps
最大トルク 300Nm
サイズ 全長4755×全幅1795×全高1500
燃費 16.5km/L ((JC08モード)
乗車定員 5名
車両価格 STI Sport 409万2000円




新型レヴォーグSTI Sport コラム風試乗レビュー 

スタート~市街地 コンフォート

2月某日、前回レヴォーグのGT-H、フォレスターSPORT試乗でお世話になったTさんから連絡があり、待望のレヴォーグSTI Sportの試乗車が用意できたとのことで早速ディーラーを訪れた。

着くやいなやTさんが出迎えてくれて、その後方には白ボディーのSTI Sportが待ち構えていた。

グリルにおなじみのSTIエンブレムが見て取れ、すぐにそれとわかる。

Tさんに促されるまま早速運転席に乗り込む。

ブラックとボルドーの本革で仕立てられたシートにはSTI Sport専用のレッドステッチが施されている。

またメーターやステアリングなど随所にSTIロゴが配され、否が応にもドライブへの意欲を掻き立てられる。

「今回の試乗はせっかくなのでA道路(バイパス)から山道(ワインディングロード)を通って、高速で帰ってくるというロングコースにしようと思いますが、お時間大丈夫ですか?」

全然オッケーです!!

いいんですか? そんな贅沢なコースにしてもらって?

「STI Sportのよさをあらゆるシチュエーションで感じていただけたらと思いまして、、、」

なるほど、ではお言葉に甘えて、よろしくお願いします。

思えば先代の1.6LGTS試乗の時もA道路からワインディングのコースを走らせてもらった。

今回はそれに高速走行がプラスされ、まさに至れり尽くせりのコースというわけだ。

Tさんは一見すると寡黙な人だが、なかなか粋な計らいをしてくれる。

早速エンジンを始動すると、Tさんがドライブモード切り替えスイッチを押し、大きめのディスプレイにドライブモードセレクトの画面を表示させた。

「このSTI Sportはインディビジュアルモードがあって、様々なセッティングができるので、出発前によろしければ自分好みにカスタマイズしてみてください」

なるほど、これは前回のGT-Hにはなかったモードだ。

アクセル、サスペンション、ステアリングその他諸々の要素をそれぞれコンフォートノーマルスポーツスポーツプラスから選んで細かく設定できるとのことで、早速やってみる。

アクセルはもちろん大好物のスポーツプラス。

サスペンションとステアリングはいずれも一番柔らかいコンフォートに設定。

STI Sport専用のスポーツプラスモードは全てがハードな設定になっているので、これで自分なりにカスタマイズしたものとのちがいを試すことができそうだ。

新型レヴォーグSTI SportEX内装
出典:webCG

準備OK! いざ出発!

まずはコンフォートモードでスタート。その名の通り快適性を重んじた一番穏やかなモードである。

他メーカーのエコモードにあたると考えてよい。さすがはスバル、エコなんてかったるいいいかたはしない。ちなみにマツダもそうだったはず。

アクセルを踏み込むと一瞬のタイムラグはあるものの、予測よりも力強くフワフワッーーーと車体が前に出て、おっかなびっくり。

同じエンジンなので当然だが、GT-Hで味わった独特の浮遊感を伴う加速をこのSTIスポーツでも同様に楽しむことができる。

こころなしかGT-Hに乗った時よりもよりパワフルに感じられるのは専用の電子制御ダンパーの恩恵だろうか?

それにしても普通エコモードなどの1番穏やかなモードは出足がもっさりする傾向にあるのだが、このレヴォーグのコンフォートモードは踏めばとても力強く、全くストレスを感じない。

そのことをTさんに訴えると、最大トルク発生回転数をかなり下げ、全体的にトルク重視のチューニングがなされているとのことだ。

サスペンションの設定が柔らかめなので乗り心地もすこぶるよい。

市街地はずっとこのコンフォートでいいだろう。

出足上々、気分も上々で次のエリアを目指す。

A道路~山道 コンフォートノーマルスポーツスポーツプラス

市街地を抜けてA道路(バイパス)に入る。平日の夕方なので、交通量はやや多め。

それでも70kmくらいはキープして走れそうだ。

ここでコンフォートモードから変更でノーマルモードを試す。

アクセルを踏んだ後の出足の感じはコンフォートとそこまで変わらない。多少ツキがよくなったかなあという程度。

それに対し、サスペンションは明らかに硬くなって、路面のコツコツをそこそこダイレクトに拾うような印象だ。

このSTI Sportと他のモデルの1番のちがいは先程触れた通り電子制御ダンパーを装着している点だ。

しかも伝統のビルシュタイン製ではなく、今回はBMWなどにもよく使われているドイツZF製のものが初採用されている。

どうりで足回りの雰囲気は限りなくドイツ車っぽい。ノーマルサスのGT-Hではあまり感じられなかったポイントだ。

先代に比べて明らかにボディー剛性も増している

エンジンの軽快さと適度に硬められた足回りが生み出す重厚感がうまくマッチングして、高級車並みの上質なドライバビリティーを手に入れたといえるだろう。

このあたりの進化は先代オーナーが乗れば一目瞭然ではないだろうか。

やがてA道路の終点でバイパスを下りて、本日のセミファイナル、山道(ワインディング)へと向かう。

しばらく行くと上り坂の急勾配となり、ここでノーマルからスポーツモードに切り替えて急加速を試みる。

浮遊感がいっそう強まり、ステアリングも重くなった印象だ。

けっこうな坂をもろともせずSTIスポーツはまるで荒馬が手綱から解き放たれたかのようにグイグイと上っていく。

坂を上りきると、ここから大小のカーブが連続する。

満を持してここまで我慢してきたスポーツプラスモードを選択。

ステアリングの手応えがぐっと重くなり、よりいっそうダイレクト感が増した。

アクセルのレスポンスやサスの感じはそこまで変わらない印象。

ハンドリングはとことん優秀だ。

けっこうきつめのカーブめがけてすっと鼻先が入り、なんなくコーナーをクリアーしていく。アンダーステアーもよく抑えられている。

コーナークリアー後の立ち上がりも実に俊敏だ。ほしい分だけトルクがすぐに立ち上がり、意のままに操れる。

もたつきやかったるさは微塵もない。この意のまま感は癖になりそうだ。

ワゴンタイプのレヴォーグでもこんなに気持ちよいので、後から登場するであろう新型のWRX S4(セダン)だともっとエキサイティングであることが予想される。

いい感じですね

と思わず口にすると、

普段あまり感情を表に出さないTさんも思わずにやっと笑みを浮かべていたのが印象的だった。

STI Sportはなかなかのハンドリングマシンだ。

ワインディングをよりハードに楽しみたいなら、これだろうと確信する。

□高速 スポーツプラスインディビジュアル

ワインディングで優秀なハンドリング性能を体感したあと、いよいよ本日のメインイベントとなる高速走行に入る。

まずはスポーツプラスで本線合流後、しばらくスポーツ→スポーツプラス→スポーツのようにモードをせわしなく切り替えてみる。

スポーツプラスを選択してやはり大きく変わるのは足回りだ。

全モード中、まちがいなく一番硬い状態ではあるが、スピードに乗ってしまえば、そこまで気にはならない。

一方アクセルのレスポンスについては高速でもそこまで大きく変わることはないようだ。

高速出口までの中間地点あたりで、いよいよあらかじめ設定したインディビジュアルモードに切り替えてみる。

右車線に出て一気に加速を試みると、、

フワフワフワーーーーッ

乗ったことはないのであくまでイメージだが、まるでホバークラフトがスピードに乗り、勢いよく水面を浮き上がっていくような感覚だ。

この感じは本当に独特だ。これまで加速のよいクルマにはけっこう乗ってきたつもりだが、そのどれともちがうフィーリングといえる。

おまけにサスとステアリングをコンフォートに設定しているので、乗り心地もめちゃくちゃよく快適クルージングそのもの。

この設定が楽しめるだけでもSTI Sportを選ぶ価値はありそうだ。

ハンドルもビシっとしていて直進安定性も高く、加速の伸び感も悪くはない。

100kmを超えたとたんに勢いが尻すぼみとなるクルマも多いが、そういったネガもとくには感じられない。この1.8Lは評判通りのいいエンジンだなと改めて思う。

うん? しかし、なんだろう?(でたぁー)

レベル高く、隙のない走りではあることはまちがいないが、何かが腑に落ちない。

些細ではあるが超個人レベルの違和感のようなものがある。

無理やり難癖をつけているわけではない。

できれば最後まで「いい走りだった」で終わりたいのは山々だ。

しかしあの有名なCMばりに

こんの~~! そこに刺激や高揚感ははあるんか~~?

と大声で聞かれたら、素直にYESといえないこんの、いや、自分がいる。

一体、なんでなんやろう?

そうか、、もしかすると、、スバル評ではつきものとされるCVTの問題か?

スバリストを初め、運転にうるさいクルマ好きからの指摘が多いとされるCVT。

スバルではリニアトロニックと呼ばれているトランスミッションのフィーリングについてのネガな指摘はよく見かける。

指摘されるのはたいていCVT特有のエンジン回転だけ先行して上昇し、後から車速がついてくる感覚。

トルコンATのようなダイレクトなシフト感をよしとするドライバーにはかなり気になる部分のようだ。

確かにいわれてみれば、新型レヴォーグの場合、浮遊感を伴う加速は圧倒的だが、そのあと車体がスピードにのっていくフィーリングはやや微妙だ。

速いといえば速いが「気づいたらスピードが出てしまっていた」というような味気ない感覚でアクセル操作とクルマの動きがややちぐはぐな気がする。

そこまで速度を出せないワインディングでは気づかなかったが、高速ではもろにそれが露呈した印象だ。

端的にいうとワインディングでのクルマを操る楽しさは高速にいたってはあまり感じられなかった。

繰り返しになるが、超個人レベルの領域での話だ。単純に好みの問題といってしまってもいいだろう。

でも素人ながらいろいろなクルマに乗っているとそのあたりの微妙な違和感が走りの評価にけっこう影響してくる。

この違和感の原因は正直なところCVTのせいなのかどうかもよくわからない。

スバルのCVTはいろいろな指摘を受けて改良を重ね、昨今では車速とエンジン回転の関係は限りなく自然なフィーリングになっていると聞く。

最新技術が惜しみなく投入された新型レヴォーグなら尚更だ。

普通に乗れば、10人中8人は「よき」と答えるレベルの完成度であることはまちがいない。

しかし最近の試乗でエクリプスクロスPHEVやレクサスISの時には後から高揚感や官能的な記憶がフツフツとこみあげてくるような感覚があった。

しかしこのレヴォーグの場合、今思い出して書いている間ですら、そいった感覚が乏しいのも残念ながら事実だ。

さて、あれこれ考えているうちに高速出口に到達し、再び市街地に下りてディーラーに帰還した。

試乗を終えて駐車を終えた直後、

「どうでしたかSTI Sportは?」とTさんに聞かれる。

いやあ完成度が高いですね。

正直GT-Hと走りの面でそこまで変わらないだろうと思っていたのですが、スポーツプラスやインディビジュアルモードがあるのとないのとでは随分走りがちがいますね。

高速で感じた個人的違和感のことはあえて口にせず、

1.8Lがここまでいいと、尚更最上級モデル(おそらくは2.4Lエンジン)に乗ってみたくなりますね!

とあえて先々登場するであろう2.4Lモデルの話に舵を切った。

ちなみにこの2.4Lエンジンは北米レガシィに搭載されており、レヴォーグの最上級モデルにも同じエンジンが採用される見通しであるらしい。

「先代2.0Lモデルに乗っている私のお客さんも全く同じことをいわれてました、、1.8Lは確かにいいけど、どうせなら最強モデルを待ってみたいと、、」

全く同感である。パワー面もさることながら、1.8Lで感じた違和感を吹き飛ばすほどの刺激と高揚感を2.4Lモデルには大いに期待したい。

今回感じた高速での違和感についてはその時(最強モデル試乗)の宿題として取っておこうと心に決めた。

新型レヴォーグSTI Sport EX
出典:carview

新型レヴォーグSTI Sport試乗【総評】

総合評価/82点  (100点満点中)

外観 ★★★★
内装 ★★★★
速さ ★★★★
広さ ★★★★
静かさ ★★★★
乗り心地 ★★★★★
燃費 ★★★
取りまわし
★★★★
   コスパ     ★★★★
人気度
★★★★★

ノーマルモデルではなくSTI Sportを選ぶ理由

◎スポーツプラスモードやインディビジュアルモードを楽しみたい。

◎STIロゴやレッドステッチが奢られる内装を手に入れたい。

◎電子制御ダンパーが威力を発揮するワインディング走行を体感したい。

ライバル車… マツダ6ワゴン、BMW3シリーズツーリング、アウディーA4アバント、ベンツCクラスワゴン など

◇新型レヴォーグGT-H EXの記事

◇先代レヴォーグ1.6GT-Sの記事

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おわりに

今回は新型レヴォーグSTI Sport EXをご紹介しました。

様々なシチシュエーションで新型レヴォーグを試すことができ、有意義な機会でした。

様々な状況で走れたからこそ、個人的に気になる部分も感じ取れたのかもしれません。

他のメーカーのモデルでも「いろいろ試したい」と思った場合はだめもとで今回のコースを頼んでみようかと思います。

今後も各メーカーのニューモデルや話題の車をバッチリ紹介していきます。

次回もお楽しみに!  ではでは。

Enjoy driving !!

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