クルマ試乗記

プジョー3008クロスシティBlueHDi試乗の模様をコラム風に綴ってみた ブリプリオのブログでカーレビュー!

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今回はプジョー第2弾、プジョー3008クロスシティBlueHDi試乗の模様を前回に続き、コラム風に綴ってみました。

3008はプジョーの中核を担う個性的なデザインを持った人気SUVですね。

新型208試乗では感じきれなかった「フランス車の猫足とは?」をテーマにお伝えしていきます。

どうぞご覧ください !

プジョー3008 主要諸元

車名 プジョー3008
メーカー プジョー
車種 SUV
排気量 2L直4 DOHC 16バルブ ディーゼル ターボ
最高出力 180ps
最大トルク 400Nm
サイズ 全長4450×全幅1860×全1630
燃費 18.7km/L (JC08モード)
乗車定員 5名
価格帯 377万円~479万9000円
車両本体価格 CROSSCITY BlueHDi
479万9000円




プジョー3008 コラム風試乗レビュー

□唯一無二の外観を持つフレンチSUV

2020年9月某日、初めてプジョーディーラーを訪れた。

店頭に置いてあった新型208を見て、すぐに食指が動きまずはこのモデルに試乗することになった。

(208試乗の模様については試乗記事をご覧いただきたい)

208試乗後、本当はフラッグシップモデルである508のガソリンに乗ってみたかったのだが、あいにくディーゼルしかないらしく、少し悩んだ末ディーゼルならSUVがいいだろうということで結局3008のディーゼルに乗ることになった。

3008の実車を見かけることはよくあるが、至近距離で見たのはこれが初めてである。

試乗車は今年6月に発売された、クロスシティBlueHDiという特別仕様車だった。カラーはハリケーングレー

グリーン系ステッチを施したインテリア、アルミペダル、ハンズフリー電動テールゲート、パノラミックサンルーフなどが奢られた贅沢なモデルだ。

プジョー車は豊富なカラーバリエーションを揃えているのが特徴だ。

3008も例外ではなく、試乗車のハリケーングレーというカラーは一見黒に近い気がするが、光の当たり方によって青みがかったり、紫がかったりと微妙な色合いを見せるシブい色だった。

出典:webCG

こうして見るとこのクルマは実際の数値より大きく堂々として見える。

フロントフェイスはどのメーカーのどのモデルにも似ていない彫りの深い独特の外観だ。

クセはけっこう強めなので好みは分かれるかもしれない。

欧州ではマイナーチェンジモデルがすでに発表されており、キバLEDを備えた最新のプジョー顔にアップデートされる模様だ。日本にも来年あたりには導入されることになるだろう。

しかし現行のデザインが気に入っている人にとっては少し寂しいかもしれない。

プジョー3008マイナーチェンジモデル 出典:webCG

サイドに回って、眺めているとBピラーに何かの模様らしきものが描かれている。

これなんですか?

担当者説明によれば、コンパスをモチーフとしたクロスシティ専用のエンブレムとステッカーのようだ。

こんなところに装飾が施されているのはちょっと珍しいと感じた。なんでもコンパスが指しているのは故郷であるフランスの方角らしい。


出典:webCG

□「猫足」を探して

外観を一通り見渡したあと、運転席に乗り込みシートポジション・ミラー調整などを入念に行った。

208同様に内装の印象は思ったよりもスポーティーな雰囲気だ。

もっとフランスらしくエレガントさを強調した路線かと思いきやそうでもなかった。

小径ステアリングのおかげて、メーターは見やすい。

専用装備のアルミペダルが走りを掻き立てる。

出典:webCG

この試乗の目的は3008というクルマを知ることはもちろん、新型208では果たせなかったフランス車を語る上で欠かせないとされる「猫足」を体感すること。

208の時にも書いたが運転感覚やクルマに対する感じ方は人それぞれである。

要は自分なりの解釈で構わないので「これが猫足というやつか」という新発見をしたかったわけだ。

ここで猫足の定義を今一度おさらいしておこう。

フランス車を形容するときによく出てくるこの猫足というワード。

元々はロールさせて縮めた足をビュンっと伸ばしてコーナーを立ちあがる様がネコ科の動物のようであることから、日本でつけられた呼称

しなやかで強靱な走り」というのが本来の意味。

猫足を探す試乗の旅スタート。まずはアクセルに軽く足をかける。

出足は思ったよりも軽くスムーズだ。もう少しもっさりするものかと思っていたのだが、かったるさは全くない。

これまでの試乗歴の中で「ディーゼルといえばマツダ」みたいな基準が何となく出来上がってしまっているのだが、CX-5などのディーゼルに比べるとレスポンスもよく、スマートに立ち上がる印象だ。

音も静かだし、振動もほとんど伝わってこない。いわれなければディーゼルとは誰も思わないのではないか?

いわゆるディーゼルらしからぬディーゼルの部類に入るエンジンといっていいだろう。

公道に出て、少しアクセルを強く踏むとエンジンがきれいに吹け上がり、3008はなかなか鋭い加速をみせた。

8速ATのおかげもあってか、シフトショックもほとんど意識されない。

その走りはディーゼルのトルク感よりもガソリンのように回るフィーリングの方が強い印象だ。

今回は残念ながら高速は試せないが、高速でも頭打ちせず伸びやかに走るのかどうかを試してみたい。

乗り心地もいたってフラットだ。208もそうだったが、このクルマも国産SUVなどから乗り換えてもなんら違和感はないだろう。

しかし肝心の「猫足」については依然として、つかめないままであった。

208と同じコースなのでしばらく行くと途中から道幅がせまくなり、少々でこぼこした道に出た。

2度目ということもあり、今度はアクセルのあたりに意識を集中させてクルマの挙動を感じ取ろとする。

208よりボディ剛性感が高い分、路面の凹凸をうまくいなしていく感じはする。

衝撃の角が取れたしなやかな動きではあるが、これがいわゆる猫足なのだろうか?

他の輸入車でも同じような動きは体験しているので、これといって新鮮な感覚はない。

もう少し様子を見るとしよう。結論を急いではいけない。

再び大きな道に出て、少し前が空いたので、加速しようと思い、いつもの習性でスポーツモードに切り替えようとした。

シフトレバー付近のスイッチにたどり着き、押してはみるがなかなか切り替わらない。

まごまごしていると担当者が

長押ししてください」と、おもむろにいった。

モードを切り替えるのに長押しがいる?

これには少し驚いた。おそらく初めての体験ではないか?

普通の状態で切り換えるのには長押しでも特に支障はないかもしれないが、緊急に追い越しが必要な時などは切り替えがワンテンポ遅れてしまい、ちょっとまずいのではないか?

ドライブの状況に応じて瞬時に反応よく加速できないと、スポーツモードの効果も薄くなるのでは?

ともかく支持通り、長押しをするとやっとモードが切り替わり、レスポンスもある程度よくなった。

時間にすればほんの一瞬だが、やはり使い方によってはストレスとなる気もする。

操作に手間取ったのも影響し、スポーツモードの走りを堪能する前に赤信号に捕まってしまった。

クルマが停車したところで、担当者に聞いてみる。

そういえば、オートブレーキホールドはないんですか?

「プジョーは全車付いていません。フランスではそもそも安全性を重んじるためブレーキから足を外すという概念はないんですね」と彼はいい放った。

それまで物腰の柔らかい口調だったのが、そこだけやけにきっぱりとした強い調子で、まるで「ブレーキホールドなどとんでもない」というニュアンスにも取れるいい方だったので少し面食らった。

もちろん安全に越したことはないが、それでも仕事帰りで疲れている時など、じっとブレーキに足をのせているのが苦痛なときもままある。

今度買うクルマにはできればあるにこしたことはないと考えていたので、この点は少しマイナスポイントだ。

さてそんなこんなで、いよいよ試乗の旅も終わりが近づいてきた。

3008は総じていいクルマである。デザインも個性的でしゃれているし、走りも堅実だ。

取り立てていうほどの欠点も見当たらないし、評判通り万人受けするSUVだなと思う。

しかしジャーマン3などの同じセグメントのモデルに比べると、走りについてはやや地味な乗り味でもう少しインパクトがあってもよいかなという気はする。

まあそのあたりは価格差もあるので、仕方のないところだろう。

高速やワインディングなども走ることができれば、印象もまた変わったかもしれない。

ガソリンモデルの方にも機会があれば、ぜひ乗ってみたいものだ。

そんなことを考えながら走っていると、慣れない道ということもあり、ディーラーを目前にして入り口を通りすぎてしまった。

「もう少し行くとコンビニがあるので、そこで折り返しましょう」と担当者。

指示の通り、コンビニの駐車場に入ってUターンを試みる。

思ったほど広いスペースではなかったので、切り返しが必要かなと思った瞬間、小径ステアリングが切れ味鋭く回り、一発でスパンと向きを変えることができた。

SUVに何台も乗ってきたがこれだけの小回り性能を感じたのは初めてで、ちょっと今までにない感覚だった。

待てよ、もしやこれが猫足というやつか?

そうだ。そうにちがいない…..。

ネコが人間などに出くわした時、危機を感じ一瞬にして身を翻し、Uターンしてすばやく一目散に逃げていく。

そんな光景が頭に思い浮かんだ。

3008のスパンと向きを変えた後の俊敏な身のこなしはまさに「しなやかで強靱な足」という表現がしっくりくる。

最後の最後にしてやっと猫足に辿りつくことができたようだ。

入り口を間違えたのが不幸中の幸いだった。

きっとクロスシティの“コンパス”が導いてくれたにちがいない。


↑フロアーの奥に508SWが展示されていた。

アマゾナイトグレーというカラーで、微妙にグリーンの混じったようなグレーである。

車体のプレスラインに映る光のコントラストが印象的で落ち着きのある大人の雰囲気を演出していた。

プジョー3008試乗【総評】

総合評価/76点  (100点満点中)

外観 ★★★★
内装 ★★★★
速さ ★★★
広さ ★★★
静かさ ★★★★
乗り心地 ★★★★
燃費 ★★★
取りまわし
★★★★★
   コスパ     ★★★★
人気度
★★★★

プジョー3008はこんな人に向いている

◎なにものにも似ていない、唯一無二の外観を持つSUVがほしい。

◎ガソリンっぽいディーゼルに乗りたい方。

◎比較的求めやすい価格の輸入車SUVに乗りたい方。

ライバル車…BMW X1、アウディQ3、VWティグアン など

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おわりに

今回はプジョー3008をご紹介しました。

個性的な外観と堅実な走りが印象的なモデルでした。日本での人気もうなづけます。

208でも感じましたが、外見ほどにはクセのない日本人好みの乗り味だなと感じました。

プジョーの他モデルのみならず、ルノーやシトロエンなどにも試乗してまた新たな猫足を感じてみたいですね。

今後も各メーカーのニューモデルや話題の車をバッチリ紹介していきます。

次回もお楽しみに!  ではでは。

Enjoy driving !!

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