ブリプリオのブログでカーレビュー!
今回はかねてからの念願叶い、現在オーダーストップ中のRAV4PHVに試乗できましたので、その時の模様をお送りします。
欧州SUVとの比較を行い、ベストモデルについても更新しています。
どうぞご覧ください!
【外観】見た目のかっこよさ
【内装】インパネやシートの質感
【速さ】排気量、パワー、加速感
【燃費】燃費性能、エコ度
【広さ】居住性、荷物を積める量
【静かさ】エンジン音、静粛性
【コスパ】価格と装備のバランス
【乗り心地】足回り、フィーリング
【取りまわし】動かしやすさ
RAV4 スペックの比較
ガソリンモデル
車名 | RAV4 G “Z package” |
---|---|
メーカー | トヨタ |
車種 | SUV |
排気量 | 2.0L直4 DOHC 16バルブ |
最高出力 | 171ps |
最大トルク | 207Nm |
サイズ | 全長4600×全幅1855×全高1685 |
燃費 | 15.2km/L (WLTCモード) |
乗車定員 | 5名 |
車両本体価格 | G “Z package” 353万9000円 |
ハイブリッドモデル
車名 | RAV4 HYBRID X 2WD |
---|---|
メーカー | トヨタ |
車種 | SUV |
排気量 | 2.5L直4 DOHC 16バルブ |
最高出力 | エンジン 178ps モーター(フロント+リア) 174ps |
最大トルク | エンジン 221Nm モーター(フロント+リア) 323Nm |
サイズ | 全長4600×全幅1855×全高1685 |
燃費 | 21.4km/L (WLTCモード) |
乗車定員 | 5名 |
車両本体価格 | HYBRID G 4WD 402万9000円 |
PHVモデル
車名 | RAV4PHV |
---|---|
メーカー | トヨタ |
車種 | プラグインハイブリッドSUV |
排気量 | 2.5L 直4 DOHC 16バルブ |
最高出力 | エンジン 177ps モーター 前182ps 後54ps |
最大トルク | エンジン 219Nm モーター 前270Nm 後121Nm |
サイズ | 全長4600×全幅1855×全高1695 |
燃費 | 22.2km/L (WLTCモード) |
乗車定員 | 5名 |
EV走行距離 | 95.0 km |
車両本体価格 | BLACK TONE 539万円 |
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RAV4PHV試乗 欧州SUVと比較
今回はRAV4PHVブラックトーン、カラーはホワイトパールクリスタルシャインを用意していただきました。
実は先般、ヤリスクロスに試乗してきたのですが、その運転中にダメ元でRAV4PHVの試乗車が入る予定はないかと担当者に聞いてみたところ、
なんとなんと、向かいの別のディーラーにたまたま今日PHVが入ってきたという情報を得て、即試乗をお願いしました。
ヤリスクロスハイブリッド試乗後、担当者は向かいのディーラーの承諾を得てわざわざクルマを取りにいってくれました。(感謝感激です)
少しの間待っているとほどなくして、目の前に念願のRAV4PHVが現れました。
来た来た来た来た来た~~~。
正真正銘のPHVですよ~~~。
その証拠にエンブレムがブルーですよ~~~。
(某ジャーナリスト風)
ただ白ボディということもあってか、RAV4の他モデルと比べて高級感はそこまで感じられませんでした。
エンブレムやグリルのパーツが多少ちがうものの、見た目は普通のRAV4と変わらないですかね。
運転席に乗り込んだ感じもまんまRAV4。
何か懐かしかったですね。最後に試乗で乗ったのは1年4カ月ぶりくらいでしょうか?
というわけで2台目はヤリスクロスのガソリンを乗る予定だったのですが、急遽RAV4PHV試乗に変更となりました。
では改めまして、試乗スタート!
エンジンボタンを押しても当然エンジンはかかりません。
静かな立ち上がりの後、これはPHVなんだなあーと改めて感慨にふけりました。
そして注目の出足、ゆっくりとアクセルに足を乗せます。すると、するするするーーっとなめらかに車体が動き出し始めました。
その出足はまさにEVそのものではありますが「EVやぞ」という主張は案外控えめで、まだまだRAV4を保っている感じがしました。
公道に出て、もう一踏み。
うぉぉぉぉぉーーーー!!
たちまちトルクがなみなみと沸き上がってきて、ここで一気に豹変!
ああー、これはやっぱり他モデルとは全く別のモンスターですね。
体感的にはハイブリッドモデルの1.5~2倍くらいのトルク感ですよ~~~。
アクセル一踏みでぐわっと前に出る距離加減が全然ちがいますよ~~~。
これはすごいですよ~~~。ハンパなく痛快です~~~。
(某ジャーナリスト再降臨)
おまけに乗り心地もごつごつした感じは全くなく、まさにフラットライド。めっちゃいい感じですね。
静かで、なめらかで、上質で…そんなEVを形容するワードが全部あてはまるのですが、でもなぜかEVEVしてないんですよね。
全く別のモンスターとはいいましたが、芯にはちゃんとRAV4が息づいているという感覚が不思議とあります。
高速も乗りたかったのですが、本日はいつもとは別のエリアでの試乗でしたので、残念ながら街乗り中心、しかも約10分くらいの試乗でした。
それでも秘めたる実力は十分に窺い知ることができましたね。これは高速でもきっとヤバイですよ。
さて、ここで欧州SUV勢との0-100km加速の比較をやってみようと思います。こちらもぜひご参考ください☟
※RAV4PHVの0-100km加速タイムは6.0秒
RAV4PHV VS ポルシェマカン
(ベースグレード)
0-100km加速タイム : 6.7秒
※試乗経験なし
車両本体価格 : 737万円
RAV4PHVの勝利!!
なんとなんとポルシェに勝っちゃいましたね。しかも0.7秒差ということで圧勝といってもいいんじゃないでしょうか。
ちなみにグレードが上がるごとにマカンS 5.1秒、マカンGTS 4.7秒、マカンターボ 4.3秒とタイムが上がっていきます。
さすがに上級グレードには叶わないですね。
それにしても最も走っている率が高いであろう、ベースグレードに勝っているだけで、RAV4PHVの性能がいかに優れているかがわかります。
RAV4PHV VS レヴァンテディーゼル
0-100km加速タイム : 6.9秒
※試乗経験なし
車両本体価格 : 976万9090円
RAV4PHVの勝利!!
さあ~~、お次はマセラティのスーパーSUV、レヴァンテですよ~~~。
このクルマ迫力あって、かっこいいですよね~~~。
マカンとレヴァンテにはいつか絶対試乗したいものです~~~。
そしてなんとディーゼルモデルには約1秒差で勝利です~~~。
これってすごくないですか~~~。
ちなみにグレードが上がるごとにレヴァンテS 5.2秒、レヴァンテGTS 4.2秒、レヴァンテトロフェオ 3.9秒とこちらもタイムが上がっていきます。
トロフェオ速っ!!! 重量級のSUVでなんとなんと3秒台。スポーツカーも顔負けのすさまじい速さっぷりです。
RAV4PHV VS ボルボ XC60T5
0-100km加速タイム : 6.8秒
※試乗経験あり
車両本体価格 : 679万円
RAV4PHVの勝利!!
思えば、このクルマも軽やかな走りと極上の乗り心地が印象的でした。
走りはこれまで試乗した中でも五指には入る気持ちよさでした。エクステリアも好みで、ほしいクルマの1台ですね。
ボルボ XC60T5の記事はこちらからどうぞ☟
RAV4PHV VS ジャガーE-PACE P250
0-100km加速タイム : 7秒
※試乗経験あり
車両本体価格:650万円
RAV4PHVの勝利!!
試乗では荒々しい加速を披露してくれたジャガーE-PACEも以外とタイムは意外と控えめだったんですね。
この対決も1秒差をつけてRAV4PHVの勝ちです。あっぱれ!
ジャガーE-PACE P250の記事はこちらからどうぞ☟
というわけで、いかがだったでしょうか?
RAV4PHVはそうそうたる欧州SUVにも劣らぬ性能を持ったクルマだということがよくわかったと思います。
さらにこれらのクルマの目が飛び出るような価格はどうですか?
RAV4PHVがこの性能にして、いかにリーズナブルかということが見えてきますね。
国産の速いSUVがほしいという方にはRAV4PHVは真っ先におすすめのモデルです。
今度試乗できた時にはぜひ高速やワインディングで乗ってみたいです。
最後に種明かし
ちょいちょい登場した某ジャーナリストは私がいつも動画を見て参考にしている五味康隆氏でした!
出典:car.watch
RAV4総括
項目別ベストモデル 改定版
加速・速さを求める人には
ハイブリッド(前回) → RAV4PHV
最高出力/最大トルクの比較
PHV > ハイブリッド > ガソリン
PHVはシステム総合出力306psと欧州車も顔負けの実力を誇り、一度乗ったらやみつきになる爆発力を秘めている。
ハイブリッドの走りも決して悪くはないのだが、総合出力が218psなので、その差は歴然。
PHVに搭載される18.1kWhのリチウムイオンバッテリーがもたらすパワーはすさまじく、体感上のイメージはハイブリッドの1.5~2倍くらいの速さに感じた。
とはいえ、そこまで速さにこだわらないという人にはハイブリッドで必要十分であろう。
ガソリンの出力は171psということで、こちらはいたって普通のスペックである。
街乗りなら特に過不足はないが、高速や急勾配の坂道などではちょっと非力に感じるかもしれない。
仮にPHVを試乗したあとで、ガソリンに乗った場合はかなり物足りないと感じるにちがいない。クルマ好きなら尚更で、PHVが無性に欲しくなるはず。
加速や速さにこだわる方は予算が許すなら、RAV4PHVにしておくべきだ。
走りの質感・乗り心地にこだわる人には
ガソリンG・GZ(前回) → RAV4PHV
試乗してみて、PHVは卓越した走行性能だけでなく、走りの質感や乗り心地においても他モデルを圧倒していると感じた。
その走りからはRAV4の基本キャラクターであるオフローダーの匂いは全くなく、新型ハリアー同様にシティー派のラグジュアリーSUVのポジショニングにあると思う。
前々から思っていたことだが、このパワートレインはいっそのこと新型ハリアーにも載せてはどうか?
キャラクター的にはRAV4よりもハリアーの方がマッチする気がする。
RAV4の特徴である4WD性能を活かしてアウトドアでガンガン使いたいという人にはアドベンチャーに新たに設定されたオフロードパッケージという特別仕様車(☟写真参照)も出ているので、そちらを検討するのもありだ。
RAV4オフロードパッケージ
出典:response
燃費を重視する人には
ハイブリッド → ※前回から変更なし
燃費の比較
PHV > ハイブリッド > ガソリン
燃費はわずかだが、PHVがハイブリッドより勝る。PHVはEV走行で95km走れるというのは十分魅力的だが、これはあくまでカタログ数値なので、かなり注意深く乗っても実際は70kmいけばいい方だろう。
走りがいいものだから、ついついアクセルを踏んでしまい、それ以下になることも十分考えられる。
おまけに充電が切れれば、エンジンを多用して走ることになるので、ガソリン消費量は当然ハイブリッドより劣ることになる。
充電設備の必要性や充電の手間などを考えると、燃費中心に考えるなら、ハイブリッドが総合的にはいいかもしれない。
さらにRAV4PHVは急速充電には対応していないので、アウトランダーPHEVのように外出先で充電はできないということも、購入の際には考慮に入れておくべきだ。
RAVのキャラに合ったデザインは
アドベンチャー ※前回から変更なし
RAV4のキャラクターをCMの通りアウトドア志向と捉えるなら、よりオフローダーの雰囲気を持つデザインのアドベンチャーが合うだろう。しかし地域にもよるだろうが、アドベンチャーはノーマルモデルに比べるとあまり見かけない気がする。
さらに繰り返しになるが、RAV4PHVについていえば、その走りの上質さからすると、やや不機嫌そうな顔つきのノーマルモデルよりも、新型ハリアーのスタイリッシュな外観がより似つかわしいと思える。
コスパのよさで選ぶなら
アドベンチャー(前回) → RAV4PHV
燃費の比較
PHV > ハイブリッド > ガソリン
各モデルのトップグレード同士で価格を比較してみた。
ガソリンとハイブリッドの差は約50万円でハイブリッドとPHVの差は約140万円である。
PHVのブラックトーンは単体で見れば、高級車並みの金額だが、試乗コーナーでお伝えした通り、欧州車にも引けをとらない性能から考えると、コスパは断然高いといえる。
ここはあえて価格は決して安くはないけれど、やっぱりPHVを推したい。
◇ヤリスクロスの記事を書きました!
☟ぜひご覧ください!
◇RAV4PHVvsアウトランダーPHEVの比較記事も
☟ぜひご覧ください!
◇新型ハリアーの記事を書きました!
☟ぜひご覧ください!
☆★ Don’t miss it ★☆
◇RAV4他の3記事も
☟ぜひご覧ください!
おわりに
ブリプリオのブログでカーレビュー
今回はRAV4PHV試乗の模様をお送りしました。
RAV4PHVは現段階では国内最速のSUVです。欧州車にも決して引けをとらない走行性能とEV走行距離が長めであることも魅力の1台です。
速いSUVやEVに興味のある方は要チェックの1台ですので、今は試乗車も全国的に少ないようですが、機会があれば、ぜひ乗ってみてください。
今後も各メーカーのニューモデルや話題の車をバッチリ紹介していきます。
次回もお楽しみに! ではでは。
Enjoy driving !!
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