クルマ試乗記

新型ヴェゼルvsヤリスクロスvsキックスe-POWERコンパクトSUVハイブリッドモデル三つ巴!

ブリプリオのブログでカーレビュー!

今回は三つ巴(みつどもえ)企画第3弾として、新型ヴェゼルvsヤリスクロスvsキックスe-POWERのコンパクトSUVハイブリッドモデル三つ巴をお送りします。

2021年4月に発売され、売れ行きが好調のホンダ新型ヴェゼルと先に発売されて人気を博しているトヨタのヤリスクロス、日産のキックスe-POWER。

売れ筋の国産コンパクトSUV、3モデルを徹底比較!

それぞれのハイブリッドシステムについても取り上げたいと思います。

どうぞご覧ください!

ヴェゼルvsヤリスクロスvsキックスe-POWER
比較

①今回の比較モデルの紹介

◇ホンダ代表
ヴェゼル

車名 ヴェゼル
メーカー ホンダ
車種 コンパクトSUV
排気量 1.5L NAエンジン
最高出力 エンジン:98ps
モーター:131ps
最大トルク エンジン:127Nm
モーター:253Nm
サイズ 全長4330×全幅1790×全高1590
燃費 24.8km/L (WLTCモード)
乗車定員 5名
車両価格 e:HEV Z 289万8500円

2021年4月に発売された新型ヴェゼル。先代とは内外装を大きく一新して華々しく登場した。

売れ行きも絶好調で発売後1カ月で約3万台の受注を達成するほどの人気ぶり。

先代とほぼ変わらないボディサイズながらも巧妙なデザインのなせるワザで、実車を見ると1クラス上の風格を持ち合わせている。

相変わらず衰えないSUV人気の中、ミドルSUVなども食っていく人気になるのではないだろうか?

受注はほとんどがe:HEVと名付けられたハイブリッドモデルのようだが、ガソリンモデルの評価もそこそこ高く、ホンダとしても久々のヒットモデルとなりそうだ。

◇トヨタ代表
ヤリスクロス

車名 ヤリスクロス
メーカー トヨタ
車種 コンパクトSUV
排気量 1.5L直3 DOHC 12バルブ
最高出力 エンジン91ps
モーター80ps
最大トルク エンジン120Nm
モーター141Nm
サイズ 全長4180×全幅1765×全高1560
燃費 27.8km/L (WLTCモード)
乗車定員 5名
車両価格 ハイブリッドZ 2WD 258万4000円

2020年8月に発売となったヤリスクロス。

発売当初から人気を維持し、最近街中でもよくみかける。

発売後10カ月が経とうとする今でも、すべての仕様で納期が半年かかるという納期遅延状況が続いているそうだ。

外観では能面を思わせる無機的なフェイスが特徴的。同社のハリアーやRAV4などよりも取り回しに優れ、女性などにも扱いやすいサイズ感が人気の秘密ではないかと予想する。

何はともあれ少し前にヒットした同社のC-HRに取って代わる勢いを見せている。

価格面でもハイブリッドモデルの最上級グレードで258万4000円となかなか魅力的なプライス。このコスパはライバルにとって脅威となることだろう。

◇日産代表
キックスe-POWER

車名 キックスe-POWER
メーカー 日産
車種 コンパクトSUV
排気量 1.2L
最高出力 エンジン82ps
モーター129ps
最大トルク エンジン103Nm
モーター260Nm
サイズ 全長4290×全幅1760×全高1610
燃費 21.6km/L (WLTCモード)
乗車定員 5名
車両価格 ツートーンインテリアエディション 286万円

キックスは2020年6月にジュークの後継車として登場した、日産久々のブランニューモデル。

セールス的にも堅調でヤリスクロスほどではないが、ちょくちょく見かける。

キックスの特徴は何といっても日産が誇るe-POWERが搭載されたSUVであるということだろう。

e-POWERドライブの精度もめきめきと進化しており、試乗でも以前のセレナや先代ノートと比べると扱いやすさが格段に増し、ワンペダル走行によるシームレスな加速と違和感のない減速を同時に味わうことができた。

もちろん運転支援技術のプロパイロットを装備していることもこのクルマの大きなアドバンテージといえる。

②項目別の比較

1.サイズ

《全長》
ヴェゼル  キックス  ヤリスクロス
40150mm

《全幅》
ヴェゼル ヤリスクロス キックス
25
30mm

《全高》
キックス  ヴェゼル  ヤリスクロス
2050mm

全長・全幅はヴェゼルが最も長く、全高はキックスが最も高いです。

ヴェゼルはこの2台に比べるとワンランク大きく見えますね。単独記事にも書きましたが、ミドルSUVと比べても遜色ない見映えであるといえます。

ヤリスクロスとキックスは似通ったサイズ感でヴェゼルに比べるとちょっとずんぐりした体型に見えます。

このことから外観上のトータルバランスが最も優れているのはヴェゼルといえそうです。

2.最高出力/最大トルク

エンジン出力
ヴェゼル   ヤリスクロス  > キックス
716ps

【モーター出力】
ヴェゼル  キックス  ヤリスクロス
【+251ps】

エンジントルク
ヴェゼル  ヤリスクロス  キックス
724Nm

【モータートルク】
キックス    ヴェゼル   ヤリスクロス
【+7119Nm】

モータートルク以外の全ての項目でヴェゼルの勝利です。数値だけを見るとシステムの総合力は最もヴェゼルが高いと判断できます。

実際の走りについては後述します。

3.燃費

ヤリスクロス  >  ヴェゼル  > キックス
3.06.2km/L

燃費ではヤリスクロスの数値が光りますね。ヴェゼルも健闘していますが、ヤリスクロスには一歩及びません。

燃費はかなりよいイメージのキックスですが、意外にも最下位です。ワンペダル走行を積極的に行えば、もう少し数字を上げることができるかもしれません。

4.ハイブリッドシステム

走行性能や燃費に大きく関わる3台のそれぞれのハイブリッドシステムについてまとめます。

ホンダ独自のe:HEVは、「EVモード」「ハイブリッドモード」「エンジンモード」の3つのモードを最も効率がよくなるように使い分けて走行。

新型ヴェゼルでは特に静粛性とモータードライブのシームレスな走りを併せ持つことで生まれる電動感をさらに高めていると公式ページにはあります。

ヤリスクロスはトヨタ伝統のハイブリッドシステムTHS IIを採用し、エンジンとモーター2つの動力で車輪を駆動します。

このシステムは運転する状況によって、モーターのみで走行する場合やエンジンを発電しながら走行する場合などがあり、シーンに応じた効率的な走行を可能とします。

ヴェゼルのe:HEVとヤリスクロスのTHS IIは似かよったシステムであるといえそうですが、明らかにちがうのはヴェゼルがエンジンモードを備えている点です。以下ホンダの公式サイトからの引用です。

エンジンモード

エンジンの得意領域である高速クルーズ時にエンジンと車輪を直結し、エンジンの力で走行。燃費を抑えながら高速走行ができます。

 

エンジンモード出典:HONDAヴェゼル公式サイト

このエンジンモードによって、ハイブリッド車の弱点とされる高速走行をエンジンでカバーすることができます。

実際の試乗では高速を試すことはできなかったので、これは一度体験しておく必要がありそうですね。

キックスe-POWERはエンジンはあくまで発電専用に使い、その電気で前輪を常時モーター駆動します。

e-POWERがもたらすモーターパワーでどのタイミングからでも力強く加速することができます。

EV感覚が最も高いのはキックスe-POWERではないかと思います。

次いでヴェゼル。試乗では試せませんでしたが、シフトをBレンジに切り替えれば、パドルを使って減速することも可能です。

5.車両本体価格

ヴェゼル  > キックス  ヤリスクロス
+3万8500円~27万6000

ヴェゼルとキックスは約4万円の差とそこまで大差はありません。

ヤリスクロスはヴェゼルと比べると30万近く安いので、かなりコスパが高いですね。

オプションなどにもよると思いますが、できるだけ安い予算でということなら、ヤリスクロスで決まりでしょうか?

ヴェゼルにはガソリンモデルの設定(227万9200円~)もあるので、ヴェゼルがどうしてもほしい場合はそちらも考慮に入れるべきですね。

ヤリスクロスにもガソリンモデルの設定(179万8000円~)はありますが、キックスはe-POWERのみの設定です。

ヴェゼルvsヤリスクロスvsキックスe-POWER
比較  試乗レビューハイライト

3台の試乗レビューから印象に残った部分をハイライトで振り返ります。

ヴェゼルe:HEV 試乗ハイライト

アクセルを踏んで、注目のファーストタッチ。

ふむふむ。

EVさながらの静かなスタートではありますが、モータートルクが瞬時に立ち上がるような挙動は感じられず「やや重な出足」に感じられます。

この時再びホンダeに試乗したときのことを思い出しました。

ホンダeはピュアEVということで当然クイックな立ち上がりを予測したのですが、ノーマルモードでは同じくやや重でしたね。

・・・・・(中略)

公道に出るとすぐさまエンジンがかかるのがわかりました。起動してまもなくなので仕方ないですね。

しかし、エンジン音はかなり静かでこの手のモデルによくみられる耳障りで興ざめするような音色ではありませんでした。

信号での停車時から、今度は少し強めにアクセルを踏んでみます。

ふむふむ。

アクセル踏力を強めると、けっこうなめらかに加速しますね。

決してパワフルとかスポーティーといったものではありませんが、このクラスのSUVとしてはすっきりとした上質な乗り味といえます。

足もしなやかに動いており、乗り心地もよいです。どちらかといえばコンフォート重視のクルマですね。

・・・・・(中略)

さてしばし街中を巡行した後、交通量の少ない道に出たので、スポーツモードを試してみました。

予想通りマイルド系ですね。若干アクセルのレスポンスが上がる程度の変化です。足回りは特に変わらない気がします。

出足はノーマルよりも若干俊敏になるので、筆者が乗るとしたら常にスポーツモードで走ってしまいそうです。

マイルド系なので、長距離でもない限り、そこまで燃費にも影響しないのではないかと思われます。

・・・・・(中略)

デザイン・走り・ユーティリティーと全体を通じて特に悪いところも見当たらず、価格を見てもコスパの高いクルマだなと思います。

しかし、何か飛び抜けた個性やインパクトがあるかといわれたら、「う~~ん???」となってしまう印象でした。

要するに自分が買うとして、決め手となる強烈なセールスポイントは見つけずらい、ということです。

とはいえ、時流に乗ったスタイリッシュで万人受けするSUVであることは間違いないです。

新型ヴェゼルe:HEV Z試乗! より抜粋

ヴェゼルe:HEV 試乗の振り返り

試乗全体を通じて、静粛性のあるしっとりとした乗り味をみせてくれた。特筆すべきパワーは感じられないが、妙なハイブリッド臭さもなく、ホンダが提言する“世界にあたらしい気分”はそこそこ実現できていると感じた。

気になるのはノーマルモードの出足。本文にある通り、ホンダ初のフルEVのホンダeも同様のフィーリングで少し肩すかしを食らった。

スポーツモードを選択すれば、ある程度きびきびと走るがやはり普段はノーマルモード優先だろうから、このあたりはぜひ改善してほしいポイントである。

エンジンモードが働く高速走行はぜひとも体験してみたい。それによって走りの評価もだいぶ変わるかもしれない。

ヤリスクロス ハイブリッド 試乗ハイライト

スタート

ヤリスクロスもハイブリッドらしく、エンジン起動時も静かで出足もしっとりなめらかな印象でした。

ハイブリッド特有のぎくしゃく感もなく、とても扱いやすいパワートレインですが、キックスe-POWERに比べると少し雑味があり、やや上質感にかける気がしました。

市街地走行

ヤリスクロスのドライブモードはエコ・ノーマル・パワーを選べますが、パワーモードを選んでもそれほど劇的な変化はなく、多少アクセルの反応がよくなるかな、という程度でした。

燃費のことを考えると普段はノーマルで十分でしょう。

加速感や乗り心地など特に支障があるわけではないですが、臨機応変なキックスe-POWERに比べると運転の面白みにはかけるというのが率直な感想でした。

逆にいえば、ドライバーを選ばず、誰にでも扱いやすく乗りやすいのが美点であるといえます。

担当者によればガソリン車の方がより軽快に走るとのことでしたが、別にこのハイブリッドでも普通にしなやかに動くので、その点は問題ないと感じました。

・・・・・(中略)

ヤリスクロスは残念ながら、高速試乗はできませんでしたが、街中の印象からすると高速でも過不足なく走るのではないかと思います。

ステアリングの操舵感やブレーキも扱いやすく、乗り味もしっとりとしていて、走りにおいてもRAV4・ハリアーのいいところを受け継いだ生真面目な弟分といった感じ。

ヤリスクロスハイブリッド試乗!
より抜粋

ヤリスクロスハイブリッド試乗の振り返り

正直なところヤリスクロスの走りについては過去の記述を振り返ってみてもあまり強い印象は残っていない。

ということは、これといってよい部分もなかったが、悪いところもなかったということがいえる。

外観はけっこうくせのある顔つきだが、それとは裏腹にトヨタ車らしく扱いやすい走りをするという印象だ。

トヨタの他車種同様にハイブリッド感もそんなになく、極めて自然なフィーリングである。よりEVっぽい走りを求めるならヴェゼルかキックスe-POWERがいいだろう。

キックスe-POWER
試乗ハイライト

エンジンスタート!

車内はEVらしいし~んとした静けさ満ちております。

アクセルに足を乗っけるやいなや「おっ!」と思わず声が出てしまいました。

これまでにセレナ・ノートを試乗したことがあるので、ある程度わかっていましたが、やっぱりe-POWERの出だしはE気持ち~ですねーー。(懐かしの昭和歌謡 沖田浩之1981年)

そのまま音もなくなめらかに車体が前に出て行きます。このあたりもEVそのものです。

残念ながら、すぐに信号に捕まり、反射的にブレーキを踏みました。

あれ? 減速ブレーキがかかりませんね?」

「今ノーマルモードなんで、かからないんですよ。ここを押してSモードエコモードにすると減速Gがかかってワンペダル走行が可能になります」と担当者の説明。

「あー、そうでしたっけ?」

ワンペダルが主体というのには少し抵抗があったので、あくまでノーマルがノーマルという姿勢はいいと感じました。

しばらく走り、クルマの挙動を確かめてから、せっかくなので、Sモードに入れてワンペダル走行を試してみます。

おやおや?」思っていたほど急激な減速感はないですね。

ノートやセレナの時はもっとガツンと減速Gが効いて、前につんのめったりもしたのですが….ただ単に慣れたせいなのか?

そのことを担当者に問うと、キックスでは減速感がややマイルドに設定されている他、全体的に自然なフィーリングに仕上がっているとのことでした。

あとアクセルを少々踏んでもエンジンがかかりにくくなっているようです。

進化したワンペダル走行とはこのことだったのですね。

以前は半強制的に止まらされて、多少うざく感じたワンペダル走行もこのキックスでは非常に心地よく積極的に使いたくなります。

・・・・・(中略)

高速に移っても、e-POWERがもたらす爽快な走りは全く衰えをみせませんでした。

レーンチェンジして少し踏み込むと、瞬時にモータートルクが立ち上がり、軽々と前のクルマを抜き去っていきます。

途中でプロパイロットも試しましたが、こちらも相変わらず精度抜群。

渋滞時やカーブの多い高速走行ではめっぽう威力を発揮します。

・・・・・(中略)

走りだけをとっても、他のライバルたちと比べて全然遜色ないどころか、下手したら勝っちゃうんじゃないかという実力を持ってますね。

近いところでは話題のヤリスクロスが出ますが、動的質感ではキックスリードでしょう。トヨタにとっては手ごわいライバルとなりそうです。

キックスe-POWER試乗!
より抜粋

キックスe-POWER
試乗の振り返り

走り全般のインパクトは他2台に比べてキックスe-POWERに分があった。

加減速のなめらかさや上質な乗り味、あらゆるシーンで小気味よく動き、何より運転が楽しいと思えたところが他の2台に比べて際立っていた。

アイポイントが高く、見晴らしのよいSUVとe-POWERの相性は「かなり合っている」と思った。

それが影響してか、キックスよりも後に出た新型ノートでは残念ながらキックスで感じた走りの気持ちよさをそこまで感じることはできなかった。

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ヴェゼルvsヤリスクロスvsキックス三つ巴総括
項目別ランキング

 走りを楽しむなら  

1位 キックスe-POWER
2位 ヴェゼル 3位 ヤリスクロス

キックスe-POWERはワンペダル走行を主体とした運転の面白みがあるという点で他2台から一歩リードした。

街中から高速を通じて特にパワー不足もなく、3台中最もモーターの恩恵を受けたなめらかで力強い走りをすると感じた。常時EV感覚を楽しみたいなら、キックス一択だろう。

ヴェゼルの走りもしっとり上質でまずまずよかったが、コンフォートモードの出足の鈍さはやや気になるところ。ガソリンモデルにもぜひ試乗してみたい。

ヤリスクロスは試乗距離も短めだったので、走りに関しては印象薄だった。その個性的な外観とは打って変わって、走りは可もなく、不可もなくといった印象だった。見方を変えれば、それだけトヨタのハイブリッドシステムが熟成を重ね、しっかりと根付いてきた証ともいえるだろう。

出典:価格.com

 スタイリング重視なら  

1位 ヴェゼル
2位  キックスe-POWER  3位  ヤリスクロス

これはもはや好みの問題だが、サイズの割に大きく見えるヴェゼルはやはり外観的に見てお得感がある。SUV人気の1番の理由は「かっこいい・見映えがよい」ことといわれているが、その意味でヴェゼルはミドルSUVにも劣らない立派なクルマに見えてしまう。

キックスも個人的には悪くない。ある意味最もクロスオーバーな出で立ちであるし、フロント・サイド・リアのどこから見ても非常にバランスが取れたデザインだと感じる。

もしかして全ての日産モデルの中でVモーショングリルが1番しっくりきているのでは?と思えるほどだ。

ヤリスクロスについては客観的に見るとクールでかっこいいのかもしれないが、最下位にしたのは単純に「好みではない」ということに尽きる。兄貴分のRAV4にも通ずる、何というかちょっと受け入れがたいテイストを持っている。しかし、あえていうまでもないが、この3台の中でスタイリング的にヤリスクロスが1番という人もかなりいるはずだ。

出典:価格.com

 コスパで選ぶなら  

1位 ヤリスクロス
2位  ヴェゼル 3位 キックスe-POWER

トータルで考えるとヤリスクロスはコスパが高い。

走りの印象は薄いが、燃費は3台の中で最もよくて、おまけに安いのだからいうことはないだろう。ハイブリッドを選ぶ大きな理由はやはり実燃費だと思うので、そこのポイントは高い。

しかしヴェゼル同様にいまだに納期がかかってしまうのはちょっと難点かもしれない。

ヴェゼルもこの内容でこの価格なら、決して負けてはいない。繰り返しになるが、1クラス上のモデルにも見えなくはないので、クルマにあまり詳しくない人にとっては逆に安いと思えるかもしれない。

キックスは設定がe-POWERしかなく、価格もそこそこするのが難点といえば、難点だが、ガソリンモデルがあったとしても、先代ノートのようにやはり受注はe-POWERの方に集中するだろう。一方で日産の伝家の宝刀、プロパイロットを搭載していることを考えると妥当な金額であるという見方もできる。

出典:価格.com

最後に自分が選ぶなら、、、

やはりキックスe-POWERで決まりでしょうか。

単純に「走りの印象がよかった」というのが最大の理由です。他の2台についても高速を走れば、また印象は変わるかもしれません。

あと、ヤリスクロスはすでに街にあふれつつありますが、ヴェゼルもこの人気ぶりなら、これから見かける率は相当上がることでしょうから、他とかぶらないという意味でもキックスe-POWERに乗る価値はありそうです。

パッと見、欧州車かな?と思わせる雰囲気もありますしね。

個人的にはイメージカラーのオレンジよりも、よく見かけるホワイトボディ(ブリリアントホワイトパール)↓の方が好きですね。

出典:価格.com

◇今回登場した3台の単独記事も
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おわりに

ブリプリオのブログでカーレビュー

今回は新型ヴェゼルvsヤリスクロスvsキックスe-POWERのコンパクトSUVハイブリッドモデル三つ巴をお送りしました。

新型ヴェゼルの勢いが止まらない感じですが、他の2台もそれぞれの魅力を持った捨てがたいモデルですね。

コンパクトSUVを検討される際はぜひ参考にしていただきたいです。

今後も比較対象が3つ揃えば、またこの「三つ巴」を企画したいと思っておりますので、どうぞお楽しみに!

ではでは。

Enjoy driving !!

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