ブリプリオのブログでカーレビュー!
今回はいつもと少し趣向を変えまして、先日応酬で発表されましたBMW新型4シリーズについての考察を行いたいと思います。
流麗なスタイリングと実用性を兼ね備えた人気モデルは一体どのように進化したのか?
どうぞご覧ください !
【外観】見た目のかっこよさ
【内装】インパネやシートの質感
【速さ】排気量、パワー、加速感
【燃費】燃費性能、エコ度
【広さ】居住性、荷物を積める量
【静かさ】エンジン音、静粛性
【コスパ】価格と装備のバランス
【乗り心地】足回り、フィーリング
【取りまわし】動かしやすさ
BMW新型4シリーズの巨大キドニーグリルについて考察!
2019年フランクフルトモーターショーにおいて、新型4シリーズの元となる「コンセプト4」が公表されたわけですが、その姿を見て誰もが目を疑ったのが、史上最大のキドニーグリルのことです。(写真参照)
BMWコンセプト4 出典:car.watch
このとてつもなくデカい縦長グリルを見て、みなさんはどう思われたでしょうか?
昨今では確かに大型のグリルが流行りではありますが、由緒あるBMWのキドニーグリルでよくも悪くもここまでやるか?というのが私の率直な感想でした。
実際、ネットの評価を見ても「かっこいい」や「イケてる」というよりも「ダサい」とか「ブタ鼻のよう」とか「マスクしてるみたい」といった否定的な意見の方が目立っていました。
しかし、これはあくまでコンセプトなので、あまりにも批判が多ければ、BMWサイドも市販型の決定までには修正をしてくるだろうと私は勝手に思っていました。
そして、今回6月2日に発表となった実際の市販型を見て再びおったまげることになります。
なぜなら、新型4シリーズクーペはコンセプト4からはやや落ち着いたトーンにはなったものの、肝となる縦長のグリルはほぼコンセプト通りの姿でお披露目されたからです。
(写真参照)
BMW新型4シリーズクーペ
出典:response
調べてみるとコンセプト4発表後、一部のBMWファンの批判が強まる中、市販型への採用に対し同社の製品管理担当副社長であるピーター・ヘンリッヒ氏は
「顧客からは非常に前向きなフィードバックをもらっており、成功を信じている」と強気の発言をしていたそうです。
さらにこの大型グリルは、新型4シリーズを皮切りに新型M3・M4にも採用されることが予想されている模様。
ヘンリッヒ氏は「今後すべてのモデルにおいてこのデザインが採用されることはなく、その都度多彩なデザイン変化を見せるだろう」とも述べています。
この発言は仮に新型4シリーズのデザインが不評な場合、他のモデルについては従来モデルに近い、控えめなデザインにもどすといった可能性も示唆しているのではないかと勘繰りたくなります。
いずれにせよ今後BMWでは多くの個性豊かなモデルが出てくるということは間違いないでしょう。
この新型4シリーズ、実写を見たら案外いいのかもしれないですが、どうでしょう?
次のコーナーでは現行モデルや他の車種と比べて、そのあたりをもう少し詳しく検証していきます。
□現行モデル・8シリーズとの外装比較
ここ最近のBMWのモデルでは1シリーズ、2シリーズ、3シリーズ、X7、X5などのフェイスリフトでキドニーグリルの肥大化が続々と始まっていきました。
とりわけX7やX5などのSAVモデルではライバルを意識してなのか、旧モデルに比べて随分グリルが大きくなっているわけですが、正直なところ「ちょっとでかすぎやしないか?」と思って見ていました。
定番の3シリーズについてはグリルの大きさはそこまでではないものの、現行のG20よりも先代のF30の方がバランスが取れていて好みですね。
グリル周りのデザインもそうなんですが、LEDヘッドライトの形状もここ最近はいわゆるイカリングではなくなったのが寂しい限りです。
BMW3シリーズ
右が先代F30 左が現行G20
出典:Motor-Fan
現行4シリーズ(日本では新型4シリーズは未発売なのでここではそう記述します)は3シリーズのクーペ版という位置づけなので、顔つきはF30と同じデザインです。
しかし今回の巨大キドニーグリルを装備した新型4シリーズは先に出た新型3シリーズとはデザイン面で明確に区別された全く別のモデルとして登場したことになります。
新型と現行を見比べてみると、デザインの是非はさておき、新型の方が当たり前ではありますが現代風で躍動感のある印象ですね。
しかも正面から見るとちょっとえげつなく見える大型グリルもこうして斜め45度の角度から見ると、けっこう迫力あってイケてるような気さえしてきます。
BMW新型4シリーズクーペ
出典:responseBMW現行4シリーズクーペ
出典:BMW公式サイト
さて、4シリーズの上級モデルであり、クーペ系のフラッグシップにあたる8シリーズが昨年先立って発売されました。
こちらは従来の6シリーズの後継車種となります。このモデルを最初に見た時は新型4シリーズとはまた逆の意味で衝撃を受けました。
この車、めちゃくちゃかっこよくないですか?
注目のキドニーグリルは横に伸びてはいますが、サイズ的にちょうどいい加減で、エレガントとスポーツが絶妙なバランスで融合されており、歴代のBMWでもNo.1のスタイリッシュなモデルではないかと思いました。
個人的にここ最近のメルセデスの「鮫顔」がけっこう優勢に感じていたのですが、このモデルの登場で一気にBMWの巻き返しが起こった印象でした。(写真参照)
BMW8シリーズグランクーペ
出典:response
この8シリーズのデキを見て、同じ偶数モデルの弟分にあたる4シリーズにもこのデザインが踏襲されるのではないか?という微かな期待が沸いてきました。
8シリーズをそのまま縮小すれば、サイズ的にも扱いやすいわけだし、ヒットは間違いないのでは???という気もします。
しかしながら、その期待は今回の発表で見事に裏切られることになったわけです。
さて、そんな新型4シリーズのフロントについては「???」という感じですが、サイドやリアビューについては8シリーズのそれに近くクーペらしさが際立っていて現行モデルよりも好きですね。
元々定評の合ったサイドビューはさらに美しいクーペラインを描いており、ボディサイズも拡大されたことで恐らく実車は存在感や高級感がさらにアップしたことでしょう。
BMW新型4シリーズクーペ
出典:response
ここまで筆を進めてきて、新型4シリーズは8シリーズのミニチュア版に過ぎないなら、それはつまるところ、4シリーズとしてのオリジナリティーをあまり感じられないということになるわけで、、、
この巨大グリルを授かったフロントマスクは他の偶数モデルに比べて独自性を強調するという意味ではありなのかな?という思いが私の中で少しずつ芽生えてきました。
えらいもんで書き始めた時よりもこのエクテスリアを少し好きになっている自分がいます。(単に見慣れてきたともいえますが…)
なにせ早く日本でも発売となって、実車を見てみたいものです。
それから、新型4シリーズに対するモータージャーナリストのみなさんのレビューがボチボチアップされると思いますが、どんなコメントがされるのか楽しみです。
特にはっきりした物言いが人気の五味康隆氏のコメントは注目ですね。
予想では「みんなダサいっていいますけど、実際に見ると、これ迫力あって、いいじゃないですかああああー!!」とかいいそうです。
私自身、わりと人の意見に左右されるタイプなので、ジャーナリストのウケがよければ、ますます好感度は上がっていくかもしれません。
というわけで、新型4シリーズの日本デビューを楽しみに待ちたいところです。
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おわりに
今回はBMW新型4シリーズについての考察をお送りしました。
日本デビューとなったあかつきには実車の感想ともちろん試乗も行い、走りの方のレビューもお伝えしていきたいです。
今後も各メーカーのニューモデルや話題の車をバッチリ紹介していきます。
次回もお楽しみに! ではでは。
Enjoy driving !!!
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