クルマ試乗記

ノートe-POWERメダリスト試乗! ブリプリオのブログでカーレビュー

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♪春という字は三人の日と書きます~
(懐かしの昭和歌謡)

ブリプリオです。今年は桜の開花も早そうですね。

今回は2018年登録車販売台数NO.1に輝く
日産ノートe-POWERに試乗してきました。

街中を意識して見てみるとこのクルマ本当によく走ってますね。技術の日産が誇るベストセラーモデルの人気の秘密に迫ります。

どうぞご覧ください !

車選びのポイント


【外観】
見た目のかっこよさ

【内装】インパネやシートの質感

【速さ】排気量、パワー、加速感

【燃費】燃費性能、エコ度

【広さ】居住性、荷物を積める量

【静かさ】エンジン音、静粛性

【コスパ】価格と装備のバランス

【乗り心地】足回り、フィーリング

【取りまわし】動かしやすさ

 

  

ブリプリオ
ブリプリオ
 上記のポイントをふまえてレポートします。どうぞお気軽に車選びの参考にしてくださいね!

ノートe-POWER試乗  どんなクルマ? 

走り・燃費・居住性の3拍子そろったベストセラーコンバクト!

車名 ノートe-POWER
メーカー 日産
車種 コンパクトハッチ
排気量 1.2L直3 DOHC 12バルブ
パワー エンジン79ps
モーター109ps
トルク エンジン103N・m
モーター254N・m
サイズ 全長4100×全幅1695×全高1520
燃費 34.0km/L (JC08モード)
乗車定員 5名
車両本体価格 MEDALIST 2WD
235万3320円




ノートe-POWERの主なラインナップを紹介 ☟

 ノートe-POWER
※人気グレードベスト3

MEDALIST
253万3320円 (2WD)

X
202万1760円 (2WD)

MEDALIST FOUR
256万9320円 (4WD)

※e-POWERが販売の主体だが、ガソリンモデルもあり

□クルマの概要

ノートe-POWERはCMでバンバンアピールされている通り、2018年度登録車販売台数No.1のベストセラーモデルです。

ちなみに登録車とは普通自動車のことで、その名のとおり国に登録しなくてはならない車のことです。

これに対し軽自動車は登録の必要はなく使用することを届出するだけなので届出車と呼ばれます。

とにもかくにもノートe-POWERは普通自動車で2018年に1番売れたクルマということなになります。

常にランキング上位のプリウスアクアシエンタなどのトヨタ勢を押さえてのトップは快挙と言えるのではないでしょうか。

ノートには実はe-POWER以外にガソリンモデルもあるのですが、最近では販売台数のかなりの割合をe-POWERが占めているようです。

ノートe-POWERが売れている理由は様々ありますが、まずはその名が示す通りe-POWERドライブが生み出す先進の走り・静かさ・燃費のよさがあげられます。

大体のハイブリッドカーはエンジンと電気モーターの出力をミックスするものが主流ですが、日産のe-POWERはエンジンは発電に専念し、動は電気モーターだけで行うというシステムです。

これによってシームレスなモータードライブ感を維持して走ることができ、同社の100%電気自動車リーフとほぼ同じクオリティーでのEV走行が楽しめるというわけです。

その他にも最新の運転支援システムを多数搭載している点やLクラスセダン並みとも言われるコンパクトカーとは思えないキャビンの広さなどもノートe-POWERの人気の要素となっています。

□エクステリア・インテリア
ノートe-POWERのフロントフェイスは控えめな優等生というおもむきで余計なものがないすっきりした顔だちをしています。

言い方を変えればやや主張が薄く、インパクトに欠ける印象でもあります。

前回レビューしたトヨタシエンタとは真逆のデザインと言ってもいいでしょう。

リアもまた然りでこれといった特徴のないオーソドックスなデザインです。

このすっきりとした外観も人気の理由のひとつでしょうね。特に女性には無駄に飾らないこのクセのなさがウケているのではないでしょうか。

逆にアクの強いデザインが好みの男性などにはちょっと物足りないかもしれないですね。

ノートe-POWERは決して目立つ外観ではないので「よく走っている」という印象はあまりりなかったのですが、試乗後に意識して見てみると、やはり街中のそこかしこで見かけますね

目立たないからこそ多いようには見えないということですね。対照的に独特なデザインのシエンタはよく目立ちます。

ノートe-POWER
出典:response

インテリアも外観同様全体的にシンプルです。シフトセレクターはリーフと同じデザインを採用しているようで、そこだけが唯一先進的な雰囲気となっています。

後部座席はご覧の通り、足元にも余裕があり広々としています。

サイズが大きめのセダンやSUVなどと同じ感覚で座れるのではないでしょうか。コンパクトながら広い居住性を持っているのもノートの人気の秘密です。

ラゲッジもまずまずの広さですね。

写真(3枚目)はオプションのマルチラゲッジボードが装着されていて、フロアの高さを調節することができます。

ノートe-POWER 運転席

ノートe-POWER 後部座席
出典:response

ノートe-POWER ラゲッジ
出典:dime

□動力性能・燃費・NISMO S

ノートe-POWERのパワーユニットは1.2L直列3気筒エンジン+電気モーター

エンジン+モーターの最高出力は188ps、最大トルクは357Nmとなります。

先ほど述べた通り、エンジンはあくまで発電に専念、駆動は電気モーターだけで行うので100%電気自動車に匹敵するクオリティーのモーター走行を堪能できます。

燃費はJC08モードで34.0km/Lとライバルであるアクア(38.0km/L)と比べても遜色ない数字を誇っています。

e-POWER NISMO S
2018年9月にノートe-POWERのスポーツカスタムモデルe-POWER NISMO Sが新たにラインナップされました。

こちらは先に発売されていたe-POWER NISMOからさらにモーター出力やトルクを大幅に向上させた高性能版です。

パワーはモーターのみの最高出力が136ps、最大トルクは320Nmとなっています。

外観ではフロント&リアバンパーがNISMOの専用設計でサイドシルプロテクター、ルーフスポイラー、NISMO専用アルミホイールや専用マフラーなどが装着されノーマルモデルから比べるとグッとスポーティーな印象です。

ドアミラーやインテリアなどに走りに特化したモデルの証である鮮やかなレッドが使われていて、控えめな優等生からワイルド&タフなクラスの人気者的なキャラクターに一気にバージョンアップした感じです。

ノーマルのデザインでは物足りないという方はぜひこちらも検討してみてはどうでしょうか?

価格も多少上がりますが、さらに質の高い刺激的な走りを楽しむことができそうです。※e-POWER NISMO Sの価格 (267万1920円)

個人的にも興味津々なので機会あれば、ぜひ試乗してみたいです。

ノートe-POWER
NISMO S 出典:webCG

お待たせしました。次のコーナーでいよいよ試乗です。

Coming up Next !!

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ノートe-POWER  試乗レビュー

今回の試乗車はMEDALISTカラーはブリリアントホワイトパール スーパーブラック2トーンを用意していただきました。

いざ試乗スタート!

注目のスタートは思った通りのパワフルで素早い立ち上がりでした。

以前にセレナe-POWERを試乗済みなので、この素早さはある程度予測していましたが、車重の軽いノートでは予測以上でその俊敏さに改めて驚かされました。

ディーラーを出て50~60kmの速度で市街地をしばし流します。

電気モーターが生み出す走りはとてもなめらかで、このくらいの速度でも十分に気持ちいいですね。

この走りに魅了されて購入に至る人もきっと多いはずです。

軽自動車から乗り換えても、取り回しも遜色なく走りの質は大幅にアップしますので、軽自動車に乗っていてパワー不足を感じている人にはぴったりでしょう。

逆にもう少し大きめのクルマから走りの質を落とさずにコンパクトなクルマに乗り換えたいという方にも十分満足できるクオリティーだと思います。

加えて静かで燃費もいいとくれば、もはやどこにも非の打ち所がない感じですね。

セレナ試乗の時にはだいぶ違和感を感じたe-ペダルにもだいぶ慣れてきました。

以下e-ペダルのメーカー説明です。

e-ペダルはアクセルペダルの踏み加減を調整するだけで発進、加速、減速、停止までをコントロールすることができます。

瞬時に加速するときはアクセルペダルを強く踏み込み、ゆるめればブレーキを踏んだように確実に減速し、さらに停止までします。

◆ストップ&ゴーを繰り返す街中などでは、ブレーキへの踏みかえ頻度が減って楽に運転することができます。またワインディングなどでは思い通りの加減速によってスポーティなドライビングを楽しむことができます。

出典:nissan-global.com

さらにe-POWERには様々な走行シーンに合わせてノーマルモードe-POWER Driveが作動するSモード、エコモードの3つのモードを選ぶことができます。

e-POWER Driveは通常走行よりも減速を強めに、または早めに行うことができ、ブレーキを踏む回数を減らすことができます。

今回いろいろ試して思ったのですが、最初のうち、e-ペダル走行はペダルを踏みっぱなしだと重たい感じがあって疲れると感じるかもしれません。

そんな時は常にノーマルモードにしておくことで解決します。

Sモード・エコモードの時はe-POWER Driveが作動してアクセルを離すと強く減速します。

再びアクセルを踏むときに余分に力が要るように感じるのでアクセルを踏んでキープするのが感覚的にしんどくなるわけです。

ノーマルモードでは減速の度合いも緩くなるので普通のクルマと同じ感覚で運転できます。

その分ブレーキを踏んで減速する必要がありますが….。

市街地などの信号が多いストップ&ゴーのシーンではエコモードがいいでしょう。

アクセルだけで走行でき、いちいちアクセルとブレーキを踏みかえる必要がなくなるので、最初はちょっとカックン、カックンしますが、慣れてくるとこれが楽になります。

特に左折時などはブレーキを踏むことなく曲がれるのでコーナーにスムーズに進入でき、なかなか心地よいです。

交通量の少ない道や高速などではノーマルモードがいいですね。

高速などでは普通のクルマの感覚だとすかさずSモードですが、このクルマはSもノーマルもレスポンスはあまり変わらないのでノーマルでも十分快適です。

さて試乗レビューに戻りまして、いつものバイパス(高速)に入りました。

先ほど述べた通りノーマルモードで走ります。

スピードが上がってもなめらかさや静粛性はしっかりキープされています。その分ノードノイズは多少大きめに感じました。

コンパクトなクルマのわりには走行安定性もしっかりしており、レーンチェジや追い越しなども狙ったタイミングでスムーズに思うがままです。

途中でSモードに変えてみましたが、やはりアクセルを少しでも緩めるとすぐさまクルマが減速するので、高速道路でスピードが出ている状態ではちょっと扱いずらいですかね。

再びノーマルに戻します。やはり加速フィールもほとんど変わりません。

結論としては慣れないうちのe-ペダル走行はシーンに応じて使い分けるといいでしょう。

慣れてくればむしろ常にe-ペダル走行、すなわち市街地ではエコモード、高速などではSモードの方がラクに感じるようになるかもしれません。

ワンペダルで済む分燃費も有利になるはずです。

e-ペダル走行にどうしても違和感を感じる場合は常にノーマルモードでも全く問題ないと思います。

人によって捉え方もちがうと思うのでノートe-POWERを検討している人はぜひ試乗して、この部分については自分の感覚で確かめていただきたいです。

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ノートe-POWER試乗【総評】

総合評価/78点  (100点満点中)

外観 ★★★
内装 ★★★
速さ ★★★★
広さ ★★★★
静かさ ★★★★★
乗り心地 ★★★
燃費 ★★★★
取りまわし
★★★★
   コスパ     ★★★★
人気度
★★★★★

ノートe-POWERはこんな人に向いている

〇軽自動車からもう少しパワーのあるクルマに乗りかえたいと思っている方

〇逆にセダンやSUVなどから、走りの性能を落とさずコンパクトなクルマに乗りかえたいと思っている方

〇コンパクトでも広々とした室内環境を求める方

さすがに売れているだけあって、ほとんど弱点も見当たらないよくできたクルマである。

特にe-POWER が生み出す走行フィーリングは買う買わないは別として一度は体験していただきたい。今後のクルマの未来を垣間見ることができるだろう。

外観についてはすっきりしすぎで、もうちょっとインパクトがほしいという人もいるかもしれない。

その場合はスポーティーな内外装のNISMO Sを検討するといいだろう。

価格もびっくりするほど上がるわけではないし、何よりパワーが3Lエンジン並みになるとのことなので、デザインだけでなく速さを求める人にはドンピシャのモデルとなりそうだ。

ライバル車… トヨタアクア、ホンダフィット、マツダデミオ




おわりに

ブリプリオのブログでカーレビュー

今回は日産のノートe-POWERをご紹介しました。

登録車販売台数NO.1が示す通り、走りや居住性など魅力の多いクルマでした。

EV車に興味のある方はぜひ一度お試しください!

普通のガソリン車では味わえない近未来感覚の走りを体験できると思います。

今後も各メーカーのニューモデルや話題の車をバッチリ紹介していきます。

次回もお楽しみに!  ではでは。

Enjoy driving !!

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