ブリプリオのブログでカーレビュー!
今回は以前試乗したアウディA3の2.0Lモデルについて、1.4Lモデルとの比較を中心にレビューします。
A3を求める方の大半は1.4Lモデルを選ばれるようです。もしかすると2.0Lモデルの存在を知らない方も中にはいるかもしれません。
2.0Lモデルの試乗車は珍しいと聞いているので、検討されている方はぜひご参考ください。
ちなみにA3は2020年後半に日本でも新型が登場予定となっていますが、そうなれば中古車価格も下がり、求めやすくなるチャンスです。
そういった観点からも、ぜひご覧ください!
【外観】見た目のかっこよさ
【内装】インパネやシートの質感
【速さ】排気量、パワー、加速感
【燃費】燃費性能、エコ度
【広さ】居住性、荷物を積める量
【静かさ】エンジン音、静粛性
【コスパ】価格と装備のバランス
【乗り心地】足回り、フィーリング
【取りまわし】動かしやすさ
A3セダン2.0TFSI vs A3スポーツバック1.4TFSI
車名 | アウディA3セダン 2.0 TFSIクワトロ スポーツ |
---|---|
メーカー | アウディ |
車種 | セダン |
排気量 | 2.0L直4 DOHC 16バルブ ターボ |
最高出力 | 190ps |
最大トルク | 320Nm |
サイズ | 全長4465×全幅1795×全高1405 |
燃費 | 16.0km/L (JC08モード) |
乗車定員 | 5名 |
車両本体価格 | 40 TFSI quattro Signature Edition S tronic 459万円 |
車名 | アウディA3 |
---|---|
メーカー | アウディ |
車種 | スポーツバック |
排気量 | 1.4L直4 DOHC 16バルブ ターボ |
最高出力 | 122ps |
最大トルク | 200Nm |
サイズ | 全長4325×全幅1785×全高1450 |
燃費 | 19.5km/L (JC08モード) |
乗車定員 | 5名 |
車両本体価格 | 30TFSIスポーツ 332万円 |
☆今回の比較モデル☆
〇アウディA3セダン 2.0TFSIクワトロ スポーツ
〇アウディA3スポーツバック 1.4TFSIスポーツ
①全長
2.0TFSI > 1.4TFSI
【+14.0cm】
全長はセダンがスポーツバックを14.0cmも上回ります。これぐらいのサイズのセダンは今の日本では貴重なので、小振りで扱いやすいセダンを求める人にはまさにどんぴしゃですね。
②最高出力/最大トルク
2.0TFSI > 1.4TFSI
【+68ps】
2.0TFSI > 1.4TFSI
【+120Nm】
1.4Lモデルでも普通に走るには十分な性能なので、それを数値で圧倒的に上回る2.0Lモデルはパワフルな走りが期待できそうです。
特に120Nmのトルクの差がどれだけ影響するか、注目ですね。
③燃費
2.0TFSI > 1.4TFSI
【+3.5km/L】
燃費は排気量の通り、1.4Lの方に分があります。
1.4Lの数値はもちろん優秀ですが、2.0Lの16.0kmも悪くはないですね。燃費の差を帳消しできる走りがあれば、2.0Lの選択もありですね。
④車両本体価格
2.0TFSI > 1.4TFSI
【+104万6120円】
ハイスペックモデルである2.0Lの方が100万以上高いです。
繰り返しになりますが、価格差を帳消しできる爽快な走りがあるのかどうかが購入のポイントです。
⑤セダンかスポーツバックか?
こればかりは好みの問題でしょう。ただこのサイズのセダンは貴重なので、セダンの方がより個性的といえます。
逆にハッチバックスタイルのスポーツバックは他メーカーのライバルも多いので選択肢が増え、どの車を選ぶかは悩ましくなりそうです。
個人的にはセダンが好みです。
アウディA3セダン
出展:carview
A3セダン2.0TFSI vs A3スポーツバック1.4TFSI 試乗比較
①スタート
アウディA3 (1.4LTFSI)
1.4Lスポーツバックの出足はクイックといえるほどではなかったです。大体2cmくらいアクセルを踏むとモリモリッとトルクが出てスピードに乗る感じですね。
一瞬のもたつきがありはしますが、イラッとするほどではありません。
よほどせっかちでなければ、許容範囲だと思います。Uさんの解説の後ではこの微々たるもたつきも、もはや美点に感じるほどです。
アウディA3スポーツバック試乗! より抜粋
2.0Lセダンの出足はクイックとまではいかないまでも、1.4Lよりは俊敏で力強いものでした。
トルクの差がそのまま顕著に現れた結果ですね。走りのフィーリングは軽快感では1.4L、重厚感では2.0Lセダンといった感じでしょうか。
どちらも昨今のアウディに共通した「一瞬のため」を感じさせる出足のテイストです。
②市街地走行
アウディA3 (1.4LTFSI)
しばし低速で巡航。(あああああ....これよ、これ)
これこそがアウディの乗り心地ですね。
やわらかいか硬いかでいえば、まちがいなく硬い部類なのですが、ゴツゴツとした不快な感じは全くなく、なめらかだけど、変にフワフワとはしていない極上の乗り味です。
乗り心地はイーブンですが、安定感・安心感はやはり2.0Lに軍配ですね。
A5スポーツバックのクワトロモデルを試乗した時よりも、よりクワトロを意識させられました。
スピードが乗ってくると、路面への接地感が格段に増し、クラスを超えた上質な乗り心地を楽しめます。
③中速~高速走行
アウディA3 (1.4LTFSI)
今回はいつものエリアではなかったので、高速試乗はありませんでしたが、一応片側2車線のバイパスを走行したので、まずまずのスピードで試すことができました。Uさんの言う通りこのA3、きわめて普通なのですが、この普通な扱いやすさこそが魅力となって、多くのドライバーに受けているのだと思いますね。
直進安定性が高く、カーブなども思い通りに曲がれるため、女性の方にもおすすめできる1台です。
もちろん踏み込めば、そこそこの加速感を伴って、走ります。
2.0Lセダンの方は高速もばっちり試すことができました。
ひとことでいうなら「いいね!」 です。
クワトロの安定感は100km前後のクルージングではさらにスタビリティーを増し、非常に運転が心地よいです。
直進のみならず、カーブを曲がる時のバランスのよさには目を見張るものがありますね。
踏めば200馬力近いパワーでぐいぐい伸びていきます。決して刺激的という領域ではありませんが、体感上はA5のクワトロモデルにも劣らないと思えました。
ボディーはA5に比べて一回り小さいですが、全く安っぽくない走りをします。1.4Lの方はさすがに小型車であることを意識させられますが....。
予算に余裕のある方には、この2.0Lモデル、おすすめですね。1.4Lとの価格差や燃費の差を埋めるだけの走りはある・ないでいえば、ずばりあります。
とはいっても、100万円の価格差は大きいですよね。
走りにこだわらない人なら1.4Lでも十分でしょう。
ちなみにA3の上に上級のS3、そしてその上にRS3が存在します。
さらにハイパフォーマンスを求める人にはそちらの選択肢もあります。ただし価格もグググッと跳ね上がりますが....。
アウディA3スポーツバック
出典:responce
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A3セダン2.0TFSI vs A3スポーツバック1.4TFSI【総評】
※トータル10点を2台の車に配分して評価
総合評価
2.0Lセダン 51点 < 1.4L SB 49点
外観 | 2.0TFSI /6 1.4TFSI /4 |
---|---|
内装 | 2.0TFSI /5 1.4TFSI /5 |
速さ | 2.0TFSI /6 1.4TFSI /4 |
広さ | 2.0TFSI /5 1.4TFSI /5 |
静かさ | 2.0TFSI /5 1.4TFSI /5 |
乗り心地 | 2.0TFSI /6 1.4TFSI /4 |
燃費 | 2.0TFSI /4 1.4TFSI /6 |
取りまわし |
2.0TFSI /5 1.4TFSI /5 |
コスパ | 2.0TFSI /5 1.4TFSI /5 |
人気度 |
2.0TFSI /4 1.4TFSI /6 |
僅差ではあるが、2.0Lモデルの方が上回った。購入のポイントは2.0Lの走りの質感を取るか、コスパの高い1.4Lを取るかだと思う。万人受けするのは間違いなく1.4Lの方だが、人とはちがう車に乗りたいという人には2.0Lがおすすめ。ただしSモデルに見られるような外観的な差別化がほとんどないのはちょっと残念ではある。
おわりに
ブリプリオのブログでカーレビュー
今回はアウディA3の2.0Lモデルと1.4Lモデルとの比較レビューをお送りしました。
2.0Lモデルはやや高めの価格設定ですが、その分、アウディの伝家の宝刀「クワトロ」がしっかり効いたパワフルで安定感のある走りが味わえます。
もし試乗車があれば、ぜひその走りを体験してみてください。
今後も各メーカーのニューモデルや話題の車をバッチリ紹介していきます。
次回もお楽しみに! ではでは。
Enjoy driving !!
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