試乗は好きですが、長距離ではスタミナ切れが激しいブリプリオです。
日産セレナe-POWERは今年一番売れているミニバンです。
(2018年1月~6月の販売台数)
家族が多い家庭や小さい子供さんがいる家庭ではミニバンが好まれますよね。
子供やお年寄りも乗り降りしやすいですし、居住性やラゲッジの広さも魅力でレジャーなどにも大活躍です。
子供さんが生まれ、家族が増えて「ミニバンを購入しようかな?」なんて考えている人もいらっしゃると思います。
そんなみなさんに代わって、ぼくが今一番売れている注目のミニバン、セレナe-POWERに試乗してきましたので、その時の感想をお伝えします。
この車に興味のある方、購入を検討中の方はぜひご覧ください。
【外観】見た目のかっこよさ
【内装】インパネやシートの質感
【速さ】排気量、パワー、加速感
【燃費】燃費性能、エコ度
【広さ】居住性、荷物を積める量
【静かさ】エンジン音、静粛性
【コスパ】価格と装備のバランス
【乗り心地】足回り、フィーリング
【取りまわし】動かしやすさ
日産セレナe-POWERの紹介
「走り」をあきらめたくないお父さんも納得のフットワーク !
車名 | セレナe-POWER |
---|---|
メーカー | 日産 |
車種 | ミニバン |
排気量 | 1.2L |
サイズ | 全長4770×全幅1740×全高1865 |
乗車定員 | 7名 |
今回は日産の人気のミニバン
セレナe-POWERを紹介します。
この車は日産が開発した※e-POWERという電動パワートレインを搭載したミニバンです。
先行して発売されたノートe-POWERと同じスペックのものをそのまま取り入れているようです。
これはちょっと意外でしたね。
セレナはノートに比べるとだいぶボディーが大きいですからね。当然セレナ用にチューニングされたユニットを使っているものと思っていました。
セレナe-POWERの外観ですが、先代のデザインを踏襲したシンプルで、ごちゃごちゃしていないデザインに好感が持てます。
フロントグリルのメッキ部分がさりげなく、ブルーで彩られている点もスマートな印象を与えます。
最近ではアルファードやエスクァイアなど、メッキをこれでもかと使用した、いかついフロントフェイスがトレンドとなっています。
確かに迫力があり、かっこいいと言えば、かっこいいのですが、あまりにも威圧的で、ちょっとやりすぎな風潮にも思えます。
セレナはその点、派手な主張はありませんが、万人受けする優等生的なイメージで、女性が乗っても全く違和感はないと思います。
変に飾らないデザインが人気の秘密の1つではないでしょうか。
室内はミニバンですから十分に広々としています。
2列目にはe-POWER専用のアームレスト付きキャプテンシートを標準装備。乗員1人1人がゆったりとくつろげる空間を確保しています。
セレナe-POWERの最大の魅力は充電を気にすることなく、電気自動車同様の走りのなめらかさと高い経済性を兼ね備えていることです。
この点は他社にはないアドバンテージであると言えます。
それでは次のコーナーでいよいよ走りの実力に迫ります。
Coming up Next!!
※e-POWER
日産が開発したガソリンエンジンとモーターを融合した新しい電動パワートレイン。
ガソリンを燃料にエンジンが発電機を回して電気をつくり、大出力モーターのみで100%駆動するため、充電を気にすることなく電気自動車のようなレスポンスや加速性を楽しむことができる。
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日産セレナe-POWER試乗レビュー
今回の試乗車はHighway STAR Vというエアロカスタマイズされた最上級モデルを用意していただきました。
いざ試乗スタート !
大柄なボディーながら、出足はなかなかいいですね。早くもe-POWERの恩恵がうかがえます。
アクセルを徐々に踏み込むと軽やかに車が加速し、ミニバンに乗っているとう感覚はみじんも感じられないほどです。
市街地からバイパスに乗っても電動モーターが生み出すキビキビとそしてのびやかな印象は変わらず、ストレスない走りを存分に見せてくれました。
背の高いミニバンですから、さすがに前の車をばんばん抜いていくというキャラクターではありませんが、普通の追い越しなどは何ら問題なくこなせる感じです。
1.2Lのエンジンはモーターを充電するためだけに存在しているので、静粛性も高く、エンジン音に関してはほとんど気にならないレベルです。
ぼくは何年か前にミニバンに乗っていたことがあるのですが、ミニバンの弱点はボディーの大きさゆえのモタモタ感や取りまわしの悪さなどでした。
乗り降りの利便性や室内の居住性と引き換えにパワー不足、燃費の悪さが露呈してしまうということが、これまでのミニバンの宿命でした。
しかしこの車はe-POWERという日産の画期的な技術革新によって、そのデメリットを見事に払拭したのです。
よって「走り」をあきらめたくないお父さんにとっても満足度の高い車に仕上がっています。
燃費も普通のミニバンならせいぜいリッター5~6km/Lkmが関の山であるところ、カタログ数値は26.2km/L。
実年費は10km差し引いたとしても、17km/Lとミニバンとしてはかなり優秀な数字を叩き出しています。
あと、細かい点ではありますが、最近の車では普通になってきているオートブレーキホールド機能がセレナe-POWERにも標準装備されています。
車の停車時はそのままブレーキを踏み続けておくか、いったんNに入れてサイドを引き、足を離すかの2択でした。
しかしこの機能はスイッチを常にONにしているだけで、車がいったん停止したら、足を離したままでもブレーキがキープされるという優れモノです。
慣れるまでは車が前に出てしまはないかとちょっと不安も感じますが、いったん慣れてしまうと、相当らくちんですね。
市街地でけっこうな距離を走る場合はだいぶ疲労が軽減されると思います。
というわけで、最初はノートe-POWERと全く同じパワートレインであることに少し懸念がありましたが、
セレナe-POWERに試乗してみて、そんな心配は全く無用の走りっぷりであることがわかりました。
逆に言うと、ノートは重さがだいぶ軽い分、さらに軽快な走りが期待できるはずです。
ノートe-POWERを検討している人はご参考まで。
◇新型ノートe-POWERの記事を書きました!
☟ぜひご覧ください!
◇キックスe-POWERの記事を書きました!
◇ノートe-POWERの記事を書きました!
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◇他のミニバンの記事も
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総評 : 日産セレナe-POWER
総合評価/78点 (100点満点中)
外観 | ★★★★ |
---|---|
内装 | ★★★★ |
速さ | ★★★ |
広さ | ★★★★★ |
静かさ | ★★★★ |
乗り心地 | ★★★★ |
燃費 | ★★★ |
取りまわし |
★★★ |
コスパ | ★★★ |
人気度 |
★★★★★ |
セレナe-POWERはこんな人に向いている
〇e-POWERがもたらす先進的な走りを体感したい
〇燃費のよいミニバンがほしい。
〇長距離レジャーでもストレスのないミニバンがほしい。
セレナe-POWERはe-POWERを搭載している分だけ、ライバルのステップワゴンやヴォクシーよりも約50万ほど高い価格設定となっています。
もちろん価格差を埋めるアドバンテージは十分ありますが、予算との兼ね合いを考えて、比較検討する必要があると思います。
ライバル車…ホンダ ステップワゴン、トヨタ ヴォクシー
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おわりに
ブリプリオの気ままに試乗レビュー (何げにタイトル変えました)
第6回「日産セレナe-POWER」の巻 いかがだったでしょうか?
今後も話題の車をバッチリ紹介していきます。ではでは。
Enjoy driving !!
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