映画コラム

「男はつらいよ」で私が1番好きな作品を発表します

とらやを第2の実家と思っている、ブリプリオです。

みなさんは「男はつらいよ」という映画をご存じですか?

この映画、2019年で公開50周年を迎える、娯楽映画の超大作なのであります。

なんとそのシリーズ合計は怒濤の48作品。ギネスにも認定された、後にも先にも類を見ない日本映画が誇る、モンスターシリーズなのであります。

そして男はつらいよ50周年プロジェクトとして、来年寅さんの新作が公開されることが決まりました。

一体どんな作品になるのか期待に胸が膨らみます。詳細はこちらの記事をご覧ください☟

今回は「男はつらいよ」シリーズのファンであるブリプリオが全48作の中で1番好きな作品(ランキング第1位)を発表します。

栄えある1位に輝くのは果たしてどの作品なのか?

乞ご期待ください。

男はつらいよ ランキングの基準

今回からいよいよ「男はつらいよ」全48作の中から厳選した、私の好きな作品ベスト10を紹介していきます。

ランキングと言えば、下の方から発表していくのが世の常ですが、ブログでは「さっさと結論を述べる」ことが求められますので、出し惜しみせず1位から発表していきます。

その前にランキングの採点項目を確認したいと思います。

「男はつらいよ」ランキング 採点項目 (100点満点)

ストーリー 10 ストーリーの出来ばえ、トータルバランス
寅さん名言 10 寅さんの名言や口上、人生の学び
とらやシーン 20 とらやでの会話、騒動などのエピソード
旅のシーン 20 旅先での名シーンやエピソード
マドンナ 20 マドンナの演技・存在感、恋の顛末
 ゲスト俳優 20 ゲスト俳優の演技・存在感、寅さんとのからみ

上記の6つの項目を元に点数を出します。

男はつらいよ ランキング第1位


お待たせしました。

それでは「男はつらいよ」ランキング第1位の発表です。

輝く第1位はこの作品です☟

            出典: U-NEXT

第17作『寅次郎夕焼け小焼け』

公開日    1976年7月24日
上映時間   109分
ロケ地    兵庫県たつの市
マドンナ   太地喜和子
ゲスト俳優  宇野重吉、寺尾聡
夢のシーン      ジョーズのパロディー

プリプリオが選ぶ「男はつらいよ」ランキング栄えある第1位は

第17作「寅次郎夕焼け小焼け」に決定しました。

この作品はマドンナに太地喜和子、ゲスト俳優として昭和の名優、宇野重吉、さらにその息子の寺尾聡、他にも大滝秀治桜井センリ岡田嘉子などの豪華キャストを迎えた中期の傑作です。

男はつらいよが盆と正月の風物詩としてすっかり定着し、渥美清の演技にもますます切れが増しています。

私はこの作品を何回も見ていますが、何回見ても笑えて、泣けて、感動する、まさに3拍子揃った傑作です。

今から「男はつらいよ」シリーズを見ようと思っている方にはぜひ、この作品から見ていただきたいです。

きっと寅さんの虜になることまちがいないでしょう。

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「寅次郎夕焼け小焼け」インプレッション

全てが見どころ、全てが印象に残ったシーンであると言っていいほど、秀逸な脚本と演出で見どころ満載、トータルバランスに優れた屈指の名作です。

みなさんご存じのターミネーターダイハードといったノンストップアクション映画って息つく暇もないほど、見入ってしまいますよね。

この作品もまさにそんな感覚でテンポよくストーリーが展開し、だれるところが一切ありません。

前半の見どころは酒場で知り合ったみすぼらしい老人(実は池ノ内静観という日本画の大家だった) と寅さんをはじめ、とらやの面々が絡む場面です。

駅前の焼き鳥屋で酒を飲んでいた寅さんはみすぼらしい老人が無銭飲食を店員にとがめられるのを見て同情し、支払いを肩代わりしてとらやに連れて帰ります。

翌日の昼に老人は目覚め、おいちゃん、おばちゃんに対して「茶を出せ」だの「風呂を沸かせ」だのわがまま言いたい放題。

その後もとらやの居間で昼寝をしたり、高い鰻を頼み代金をとらやに押しつけたりとさんざん迷惑をかけます。

さすがに見かねた寅さんが注意を与えるやりとりの中で、老人は「とらや」が宿屋ではなかったことを知ります。

とらやを宿屋と勘違いしていた老人はこれまでの非礼をとらやの面々に詫び、紙に筆で宝珠という縁起物を書いて「これを神田の古本屋に持っていけ」と寅さんに渡します。

寅さんが言われた通り、神田の古本屋にその紙切れを持っていくと、大滝秀治演じる主人によって、老人が書いたその絵に7万円の値がつきます。

寅さんはびっくり仰天。みすぼらしいと思っていた老人が有名な日本画家であることを知るのです。

ほんのワンシーンではありますが、古本屋の主人を演じた大滝さんも本当にいい味を出しています。

 

       出典: 拝啓活動写真様

 

後半の見どころは池ノ内静観と青春時代を

ともにした岡田嘉子演じる志乃とのシーンです。詳しくは語られませんが、二人は昔将来を約束した恋仲にあったようです。

ただ時代が時代ということもあり、なんらかの事情で結ばれることはなかったと想像されます。昔のほろ苦い思い出をを何十年ぶりかの再会で二人はしみじみと語り合います。

この二人の静謐で奥深い演技が前半のドタバタ劇との対比となっていて、見るものをまたぐっとストーリーの中へとひきつけます。

ちなみに寅さんvsインテリ (小説家や大学教授など)の構図はシリーズの中で多く出てきます。

この宇野重吉との共演は2人のキャラがすごくかみ合っていて最高でしたね。

地位や名誉などという言葉とは縁遠い浮き世離れした寅さんはこうした権威ある人たちにとても好かれるんですよね。

今回の高名な日本画家である静観も地位や財産があっても、自分の思い描くような自由がなく、立場上がんじがらめに縛られた人生を送っており、自由気ままなな寅さんに憧れを抱くのです。

          出典: 拝啓活動写真様

 

男はつらいよからの学び

地位も名誉も手にし、人もうらやむような生活ぶりであっても、その人なりの苦悩があり、決して心が満たされているとは限らない。

人間はその意味で平等である。

マドンナとの名シーン

「男はつらいよ」に出てくるマドンナには大きく分けて3つのタイプがあります。

1つめは寅さんにとって全く手の届かない高嶺の花的存在のマドンナ

シリーズの中では吉永さゆり大原麗子あたりでしょうか。

2つめは恋のキューピット役となった寅さんから恋愛の手ほどきをうけるマドンナ

比較的若い田中裕子志穂美悦子などがそれにあたります。

そして3つめが今回の太地喜和子演じる芸者「ぼたん」のような寅さんと同志系タイプのマドンナ

このタイプの代表はもちろんリリー役の浅丘ルリ子ですね。

すなわち出会った瞬間から、波瀾に満ちたお互いの境遇を理解し、ウマが合うような関係性です

竜野の芸者ぼたんは、旅で竜野を訪れた寅さんとすぐさま意気投合し、どんちゃん騒ぎをして、楽しい時間を過ごします。

後半ではぼたんが悪徳業者に200万円をだまし取られたことを知って、寅さんが怒り心頭となり、ぼたんのために何とかしてやろうと、まるで身内のトラブルであるかのように奔走します。

 

男はつらいよからの学び

この寅さんの見返りを求めない姿勢に見る者は大いに感動するのです。

自分中心の世知辛い現代社会ではギブ&テイクが当たり前となっていて、なかなかこうはいかないですよね。

かくいう私も完全に真似するのは不可能でも、少しはこの精神を見習わなければならないなといつも思うわけです。

果たして無事トラブルは解決するのか、そして寅さんとぼたんの恋の結末はいかに?

あとは本編を存分にお楽しみください。

男はつらいよ第17作「寅次郎夕焼け小焼け」

総評/94点 (100点満点)

ストーリー                   10
寅さん名言                     8
とらやシーン                    20
旅のシーン                    18
マドンナ                    18
ゲスト俳優                    20
出典: 拝啓活動写真様




おわりに

私の1番好きな映画は「男はつらいよ」です。

そのシリーズの中で最も好きな作品が今回ご紹介した

「寅次郎夕焼け小焼け」です。

ということは今まで意識したことはなかったのですが、この作品こそが私にとって数ある映画(洋画も含む)の中で一番好きな作品と言えます。

今回このランキングにあたり、もう一度今作を見直しましたが、その気持ちに全く相違ございません。

見終わった後、また新たな感動が生まれ、
そのことを確信しました。

 第17作の「寅さん名言」

この家で揉め事があるときは
いつも悪いのはこのオレだよ

でもなあ、さくら、オレはいつも
こう思って帰って来るんだ

今度帰ったら、今度帰ったら
きっとみんなと仲良くらそうって、
あんちゃんいつもそう思って…

と寅次郎、寂しげに外へ出て行く。

 ★☆『男はつらいよ』コラム☆★





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ブリプリオ
ブリプリオ
「これまで」と「これから」の生きた証を何らかの形で残したいと思い、このたびブロガーデビューしました。 まだ始めて間もないですが、少しでも皆様の「お役に立てる」また「共感できる」記事を書くために、日々奮闘努力中です。どうぞお見知り置きを!