危ないから片手運転は絶対にしないブリプリオです。
今回はトヨタの人気SUVであるC-HRと先般試乗した三菱期待の新型SUVエクリプスクロスとの比較レビューをお届けします。
トヨタC-HRは小型SUVの領域では今最も売れている車です。
その一目でわかる独特のデザインは街中でもひときわ目立っています。
一方後発のエクリプスクロスは売れ行きもよくグッドデザイン賞も受賞しているので、今後CHRをおびやかす存在になるかもしれませんね。
果たしてイケメンSUV対決はどちらに軍配が上がるのか?
乞ご期待ください!
この車に興味のある方、購入を検討中の方はぜひご覧ください。
【外観】見た目のかっこよさ
【内装】インパネやシートの質感
【速さ】排気量、パワー、加速感
【燃費】燃費性能、エコ度
【広さ】居住性、荷物を積める量
【静かさ】エンジン音、静粛性
【コスパ】価格と装備のバランス
【乗り心地】足回り、フィーリング
【取りまわし】動かしやすさ
C-HRとエクリプスクロスの比較
車名 | C-HR |
---|---|
メーカー | トヨタ |
車種 | 小型SUV |
排気量 | 1.2L直噴ターボ |
サイズ | 全長4360×全幅1795×全高1565 |
乗車定員 | 5名 |
パワー | 116ps |
トルク | 185Nm |
燃費 | 15.4km/ℓ |
車両本体価格 | 260万5200円 G-T ガソリンモデル 2WD |
車名 | エクリプスクロス |
---|---|
メーカー | 三菱 |
車種 | 小型SUV |
排気量 | 1.5Lターボ |
サイズ | 全長4405×全幅1805×全高1685 |
乗車定員 | 5名 |
パワー | 150ps |
トルク | 240Nm |
燃費 | 14.0km/ℓ |
車両本体価格 | 309万5280円 G PLUS Package 4WD |
①全長
C-HR < エクリプスクロス (-4.5cm)
全長はエクリプスクロスがC-HRよりも4.5cmほど長いです。
実車を見た感覚でもエクリプスクロスはミドルサイズと言ってもいい程のサイズ感があり数値よりも大きく見えます。
C-HRはクーペライクなスタイリングの影響でけっこうコンパクトに見えます。
②パワー/トルク
CHR < エクリプスクロス (-34ps) (-55Nm)
エンジンはC-HRが1.2Lなのに対し、エクリプスクロスが1.5Lということもあり、数値上ではエクリプスに軍配が上がります。
しかしC-HRが直噴ターボエンジンを採用している点、さらに車重もエクリプスクロスより80kg軽いため、実際の身のこなしはC-HRの方がキビキビしている印象を受けました。
③燃費
C-HR >エクリプスクロス (+1.4km/L)
燃費はC-HRの方が勝っています。
パワー同様に排気量差と車重が影響していると思われます。
ちなみにどちらもレギュラーガソリン仕様となります。
④車両本体価格
C-HR < エクリプスクロス(+49万円)
今回試乗したC-HRのガソリンモデル(2WD)とエクリプスクロスのトップグレードであるG PLUS Package (4WD)との比較ではエクリプスが49万円高くなります。
逆にC-HRのハイブリッドモデルとエクリプスの2WDモデルでは、CHRの方が約2万6千円安くなり、ほぼ同額となります。
ちなみにトヨタ担当者の話ですが、C-HRの発売当初はハイブリッドが圧倒的に売れていたようです。
その後ガソリンモデルの2WDが発売されるとこちらの方がよく売れるようになったとのことです。
価格差がぴったり30万円もあることと、ハイブリッド特有のややもっさりした感覚が嫌気されているようです。
参考のため両車の主なグレード別の価格を上げておきます。
C-HR
G-T (ガソリン/4WD) → 277万5600円
G-T (ガソリン/2WD) → 260万5200円
G-T (ハイブリッド/2WD) → 290万5200円
エクリプスクロス
G PLUS Package (4WD) → 309万5280円
G PLUS Package (2WD) → 287万9280円
⑤フロントデザイン
C-HRは眼光鋭いヘッドライトや立体的なフェンダーがど派手な印象を生み出しています。
全体的にかなりとがった印象ですが、そうでもしないとこのライバルが多いセグメントでは勝負にならないというトヨタの意気込みがうかがえます。
エクリプスクロスは見ての通り時流に乗ったイケメンフェイスなのですが、レクサスに寄せた感がどうしても気になります。
最近、白いエクリプスが前方から走ってくると、一瞬レクサスのNXかRXに見えてしまうことがたまにあります。
さてこの2台の車、デザインだけで選ぶとしたらどちらを選ぶか?
これはもう好みの問題ですね。例えば今時の女子に竹内涼真と山﨑賢人のどちらが好きか?と聞くようなものですかね。
たぶん意見がニ分して僅差になるのではないでしょうか?
ぼくもちょっと迷いますね。
見た目は互角ということで走行性能や乗り心地などに決断をゆだねることになると思います。
出典:carview
出典:carview
⑥サイドデザイン
下の写真の通り、サイドから見たC-HRの立体的なフォルムはなかなか美しいですね。新世代のスポーツクーペと呼ぶにふさわしい感じです。
エクリプスクロスはミドルSUVをギュッと凝縮した感じなので、後ろの部分はCX-5などと同様にちょっと詰まった感じがあります。
出典: carview
出典: autoprove
特筆すべきはC-HRのリアのドアハンドルの位置と形状ですね。(下の写真参照)
パット見はドアがあることに気づかず、2ドアクーペにしか見えないんですよね。ぼくも最初はだまされました。
この部分にも開発者のデザイン性を損なわないためのこだわりがうかがえます。
使い勝手はどうかが気になる点だと思いますが、実際に開けてみて普通に開けやすかったので、その点は心配ありません。
ちなみにもう1台のライバルであるホンダベゼルもこの「だまし扉」を採用しています。
出典: carview
⑥リアデザイン
リアはエクリプスクロスが独創的でいいですね。
通常のリアウインドウの下段に追加でもう一枚のウインドウが入っていて、後方視界もいいようです。リアだけ見ればレクサスとまちがうことはないでしょう。
C-HRはフロントに比べるとややおとなしめのリアビューとなっています。
出典: carview
出典: carview
⑦インテリア
インテリアは五分五分ではないでしょうか。C-HRは外観ほどは派手な演出もなく、至ってシンプルな雰囲気です。
エクリプスクロスは専用設計ということで、三菱がこの車に賭ける思いが伝わってくる内装です。
出典: carview
出典: carview
⑧後席・ラゲッジ
後席の居住性やラゲッジはエクリプスクロスに分があります。C-HRはスタイリング重視なので、そのあたりが犠牲になるのは仕方ないですね。
出典: carview
出典: carview
それではいよいよ次のコーナーで走りの要素についても比較してみたいと思います。
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C-HR試乗レビュー
今回の試乗車はG-T (ガソリン2WD) を用意していただきました。
いざ試乗スタート !
出足はまずまずですかね。少なくとも非力な印象はなく、1.2Lでここまで走るならいいなと感じました。
直噴ターボがきいているので、街中ではエクリプスクロスよりもきびきびと走れる印象を受けました。
そしていざ高速へ。
本線合流への加速で少しアクセルを踏んでみましたが、「うーーん」若干パワー不足ですかね。
乗り心地は決して悪くないのですが、残念ながら気持ちよくのびていくという感じではないです。
安定感はまずまず。車体が軽い分は少しふわっとした印象があります。
そのあたりは4WDとSAWCの組み合わせのエクリプスクロスが勝っている印象です。
静粛性も普通レベル。
排気量が小さい分は速度を上げるとどうしてもそれなりの音はしますね。ただすごく気になってしょうがないというレベルではないです。
というわけで、少し短めなレビューとなってしまいましたが、結論としては2台とも走りはそこそこで、スタイリング重視の車だなという印象でした。
街中ではキビキビとしたC-HR、高速ではどっしり感のあるエクリプスクロスに分があると思います。
どちらも高速走行においてはパワートレインの力不足が感じられますので、マイナーチェンジで改善されることを望みます。
ちなみにエクリプスクロスは近い将来ディーゼルモデルが投入される予定もあるので、走りに不足を感じる人はそれを待ってからの購入でもいいのかなと思います。
C-HRについてはハイブリッドモデルの方も試してみたいという気はしました。
パワー面は数値を見る限り、期待できませんが燃費はまちがいなくいいですし、乗り味なども意外とガソリンモデルよりいいかもしれません。
ちなみにホンダヴェゼルは2019年2月にターボモデルが出ることが決まっています。
シビックの印象もよかったので、こちらの走りはけっこう期待できると思います。
出典: carview
◇エクリプスクロスの3記事も
☟ぜひご覧ください!
◇新型ハリアーの記事を書きました!
☟ぜひご覧ください!
◇C-HRとヴェゼル ツーリングの比較記事を書きました。
☟ぜひご覧ください!
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総評 : C-HR
総合評価/74点 (100点満点中)
外観 | ★★★★★ |
---|---|
内装 | ★★★ |
速さ | ★★★ |
広さ | ★★★ |
静かさ | ★★★ |
乗り心地 | ★★★★ |
燃費 | ★★★ |
取りまわし |
★★★★ |
コスパ | ★★★★ |
人気度 |
★★★★★ |
☆C-HRはこんな人に向いている
◎とにかく目立つ独創的な車に乗りたい。
◎色のバリエーション(ツートンカラー等)を楽しみたい。
◎タウンユースがメインの場合
※レジャーユースはエクリプスクロスの4WDがよい
ライバル車
ホンダ ベゼル、マツダ CX-3
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おわりに
ブリプリオの気ままに試乗レビュー
今回は「C-HR VS エクリプスクロス(イケメンSUV対決)」をお送りしました。
結論として、動力性能はほぼ互角なので、やっぱり見た目の好みで決めることになりそうですね。
補足として、色のバリエーションや積極的にカスタマイズを楽しみたい人はC-HR。
これから雪山へ出かけたりする機会が多い人はエクリプスクロス。
など用途で選択するのもアリだと思います。
それでは次回もお楽しみに!
Enjoy driving !!
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