どうも ! 格闘技ファンのブリプリオです。
格闘コラムのネタ探しとしてYouTubeを見ていたら、おもしろい動画を見つけたので、今回はそれについて書きます。
その動画とはものまね芸人による旧全日本プロレスvs旧新日本プロレスの6人タッグ戦。
ちょうど10年前の2008年の8月7日、格闘技の聖地、後楽園ホールで行われたものでした。
私はプロレスも大好きですがものまねも同じように大好きでして、テレビでものまねのスペシャルがある時は必ず録画して見るようにしています。
もちろん、動画に出ていたものまね芸人たちがそれぞれ得意なレスラーのレパートリーを持っていることは承知していましたが、このような本格的なイベントが行われていることは知りませんでした。
というわけで、今回はこのイベント動画のレポートを記事にします。どんなレスラーが出てくるのかお楽しみに !
ものまねプロレス/入場シーン(前編)
まず最初にアントニオ猪木(春一番)の「メインの選手出てこい!」の掛け声で選手入場がスタートしました。
春一番、なつかしいですねー。最近とんと見かけませんが、がんばっているのでしょうか?
アントニオ猪木のものまねをする芸人は昔からたくさんいますが、この人のものまねはけっこう好きでしたねー。
猪木さんの引退試合での名言「道」のものまねは特に印象的でした。
さて会場にWild Thing(入場曲)が流れ旧全日本側から最初に登場した選手は大仁田厚(ダチョウ倶楽部/上島竜兵)でした。
ファンにもみくちゃにされながら、頭にはおなじみの白い絆創膏、右手には水の入ったびんを持って、何ごとかわめきながらの登場です。
リングに向かいながら、口に含んだ水をファンに向かって勢いよく吹き出すおなじみのパフォーマンスを見せました。
常に生傷を負って痛々しい大仁田のキャラに上島はぴったりはまってますね。
大仁田厚と言えば、過去にFMWという団体をほぼ裸一貫から立ち上げ、邪道プロレス、涙のカリスマなど数々の異名を持つデスマッチの教祖です。
彼の代名詞とも言えるノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチはまさに命がけの戦いでした。
ロープ代わりに張りめぐらされた有刺鉄線で体を切り刻みながら、同時に鉄線に流れる電流に被爆するという消防法ギリギリの人間離れしたファイトで大仁田は大ブレイクしました。
現在もデスマッチを主流とする団体はあるようですが、大仁田は間違いなくこの分野のパイオニア的存在です。
出典: チャナレの達人
次に旧新日本側から登場したのは佐々木健介(ザ・たっち/たくや)とその鬼嫁こと北斗晶(ザ・たっち/かずや)です。
私としては健介よりもどちらかというと、金髪ソバージュに木刀を振り回しながら入場する北斗晶に目がいってしまいます。
彼女は今でこそタレントとしてバラエティー番組などで活躍していますが、昔はデンジャラスクイーンと呼ばれた90年代女子プロレス黄金期を支えた最前線のレスラーでした。
その過激かつ正確無比な技を繰り出すファイトスタイルもさることながら、試合後のマイクパフォーマンスは超一流。
歴代のマイクパフォーマーとしては男子を含め間違いなく5指に入ると私は思っています。
北斗晶というレスラーについては思い入れが深すぎるので、またいつかピン扱いの記事を書きたいと思います。
佐々木健介は新日本の三銃士が活躍していた時代のトップ選手の一人です。
北斗とともにテレビ出演も多いので、プロレスファンならずとも知っている人は多いと思います。
馳浩とのタッグは息がぴったり合っていてなかなかよかったですね。一時期パワーウォリアーという選手に変身して、活躍したことも大きな話題となりました。
出典: academic box
続いて全日側から登場したのが昭和プロレスの代名詞的レスラーの一人ジャンボ鶴田(ダチョウ倶楽部/肥後克広)です。
ジャンボ鶴田のテーマ曲が始まった瞬間に当時の激闘の興奮が即座によみがえり、鳥肌がたちましたね。そして肥後扮するジャンボ。これがもう予想以上の出来ばえでした。
これまで肥後のものまねをじっくり見る機会はあまりなかったのですが、「すごく似てますねー。ブラボーです。」ジャンボの表情や動作の細かい特徴をめちゃくちゃ捉えています。
他の芸人たちのものまねは正直よく見ていましたので驚きもさほどなかったですが、肥後のジャンボは私にとって新鮮かつ衝撃でした。
特に首をかたむけながら、自分の頭を右手でカンカンとたたく素振りやリングイン後のウォームアップの動作などは絶品です。
ダチョウ倶楽部はものまねスペシャルで、コント仕立てばっかりやってますけど、たまにジャンボのものまねもやってもらいたいですね。(一般ウケはあまりしないと思うけど)
コーナーポストにのぼって「オー」を連呼する姿は紛れもなく昭和のスタージャンボ鶴田のそれでした。あっぱれ !
※オー… ジャンボ鶴田お得意の叫び声
(☟写真参照)
出典: NAVERまとめ
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ものまねプロレス/入場シーン(後編)
続いて、新日側から登場したのは黒のカリスマこと蝶野正洋(原口あきまさ)です。
この組み合わせは見ていてさほど盛り上がらなかったですかね…。
蝶野は闘魂三銃士の一人として活躍し、90年代中半から2000年の前半にかけてはnwoやチーム2000という軍団を率いて新日本プロレスの一時代を作った選手です。
しかし、なんだろう…白いタイツをはいていた三銃士時代からなにか華が足りなくて私としてはイマイチな印象だったんですよね。
レスリングセンスも高く、全てをこなせる優等生ではあるのですが、武藤のスター性や橋本の爆裂ぶりと比べると一歩劣る印象でした。
それは蝶野自身がよくわかっていたのでしょう。彼はある時期からイメージをヒール方向に一新し、黒いタイツに戦闘服のようないでたちで入場するようになりました。
黒装束に変わってから人気はうなぎのぼりに急上昇し、メインイベンターとしての地位を確立しましたが、
残念ながら、個人的な印象アップにはつながらなかったですね。
確かにキャラ変更により、パフォーマンスは上がりましたが、基本的にラフファイトが加わっただけで、スタイルが大きく変わったわけではなく、相変わらず地味な印象はぬぐえなかったですね。
これ以上言うと蝶野ファンのお叱りを受けそうなので、このくらいにしておきます。
そして原口あきまさについても不思議と全く同じ評価です。
ものまねの幅も広く、数々のタイトルをかっさらうなど、その活躍は目立っていますし、常に見る側を飽きさせない努力をしていることもよくわかります。
しかし蝶野同様にうまいんだけど、好みではないタイプですね。
その意味で、両者のマッチングはぴったりだったかなと思います。
実力は認めるけど好みではない、そういうのって他ジャンルでもけっこうありますよね。
出典: Yahoo知恵袋
お待たせしました。旧全日のトリです。聞き慣れたピアノソロが場内に響きわたります。前々回の記事でも取り上げた入場曲スパルタンXと共に三沢光晴(イジリー岡田)の満を持しての登場です。
イジリーの三沢もいい味出してますねー。ものうげな表情やリングイン後のロープワークなど、本当によく特徴を捉えています。
この人のプロレス以外のマニアックなものまねもホント好きですね。
イジリー岡田は決してトーナメントなどで上位に入ってくるようなタイプではないですが、意外性あるダークホースとして番組になくてはならない存在です。
出典: VAP VIDEO
そして旧新日のトリをつとめるのはプロレスものまねの第一人者、武藤敬司を演じるご存じ神無月です。
何を隠そう私は彼の大ファンでございます。
最初に彼の武藤のものまねを見た時は「この人天才だわ」と素直に思いました。全ての仕草が武藤に生き写しなのですね。
武藤のLOVEポーズを世に知らしめたのは間違いなく神無月の功労です。
彼のすごいのは他にも長州力、馳浩などレスラーだけでもいろいろとレパートリーを持っていることです。プロレスLOVE度は相当高いです。
出典:昭和のタレタンガレージの片隅から
右から武藤敬司、神奈月
実は私、昔パチンコ屋の営業で私の町にやってきた生の神無月を見たことがあります。
一連のネタをやったあと、最後は武藤ネタでしめくくり、そのあとファンイベントとしてステージ上での握手会と写真撮影会がありました。
握手をする時に「馳(浩)やって」と私がリクエストすると彼は「お兄さんマニアックだね」といって、快く馳のものまねをやってくれました。
馳のものまねは知らない人も多かったようで、他の客にはイマイチ受けませんでしたが、私はクオリティー高いものまねを間近で見れて大興奮でしたね。
そのあと、いっしょに感動のツーショット&LOVEポーズで写真を撮ってもらいました。(残念ながらどっかいっちゃいましたけど)
今年彼は番組でMPVを取るなど絶好調なので、年末にやるであろう、ものまね特番ではグランプリ(優勝)をねらえるのではないかと思っています。大いに期待してます。
出典:YouTube【※モノマネです】旧全日本vs旧新日本6人タッグ入場シーン
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おわりに
格闘技コラム「プロレスLOVEなものまね芸人による夢の饗宴PART①」を今回はお送りしました。
書いていてかなりテンションが上がりましたね。
現在の進化を遂げたプロレスもいいですけど、昭和~平成前半のプロレスはやっぱりいいですね。新しいファンの人にもぜひ見てほしいです。
きっと今のプロレスにつながる技のルーツやいろいろな気づきがあると思うので。
次回はPART2として、6人タッグ試合編をお届けします。
果たして6人の戦いはどうなるのか、MPVなども発表しちゃいますので、ぜひぜひご覧ください。
プロレスLOVE♡
ブリプリオ 拝
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