健康/病気

突発性難聴の症状を時系列で振り返るその②

どうも、ブリプリオです。

突発性難聴とは、その名が示す通り、突然何の前触れもなく、肩耳が聞こえなくなる病気です。

年間に3万~4万人もの人が発症しているそうで、最近では決して珍しくない病気のようです。

私の場合もある朝目覚めた時、左耳に違和感を感じ、すぐに病院に行って、聴力検査→診察後に突発性難聴であると宣告されました。その後すぐに入院→セルロイド点滴治療→退院となり、現在も闘病中の毎日です。

今回は前回に続き、退院から約3カ月経過した現在までの症状を時系列でまとめてみました。

突発性難聴の症状③ 音割れ、故障音

退院当日、聴力改善から多少気をよくして、病院を出たのですが、出た瞬間から、院内ではなかった衝撃が左耳を襲いました。

人のざわめき、車の走る音、その他街の喧騒といった周囲の音が割れて聞こえるのです。それもかなりのボリュームを伴って。

かの堂本剛も同じようなことを言っていたなあ。とテレビのワイドョーでやっていたことを思い出しました。その時悟ったのが、聴力は少し上がったが、聞こえ方にはかなりの問題が生じているということです。

実際、ずっとではないですが、断続的に「ザッ」という音が聞こえる時があります。映画などでよくある何かの機械が「ザッ」というノイズと火花を伴って、壊れかけている、あるいはすでに壊れている感じの故障音。

あまりうまく表現できませんが、耳という一つの機能が壊れかかっているという感じ、壊れかけのradioならぬ壊れかけのearとでも言いましょうか。ともくかそんな喪失感にしばし襲われました。

突発性難聴の症状④ 耳パーン(音の増幅)

退院してからは耳の穴に人指し指をつっこんで、ホジホジとやったり、手のひらで軽く耳をたたいて、聴力や聞こえ方を確認するくせがすっかりついてしまいました。

左耳だけではなく、良い方の右耳も交互にやって、度合いを比較します。故障している左耳に比べると、右耳の精度の良さには本当に感心してしまいます。不自由ない時には何も感じないですが、こうして片方の機能が低下するともう片方の精巧さが際立つものです。

手のひらで軽く耳をたたく動作を頻繁に繰り返していたある日、左耳の反響がいつもよりパーンという音を伴い、大きくなった気がしました。耳いっぱいにエコーがかかるような感覚です。この音の増幅現象を自分なりに耳パーンと命名しました。

右耳は同じような動作をしてもほぼ反響しませんので、これが治らないことには聞こえも改善しないのかなと思います。この反響が原因で、人がいる比較的せまい室内(飲食店など)では人の声が増幅して聞こえ、めまいまでは行きませんが、少し平衡感覚が失われるようなこともありました。

それからは極力人込みや密室を避けるように心がけていました。そしてこの耳パーン現象が意識されるころから、私の中で次第に耳鳴りがクローズアップされるようになりました。



おわりに

上記の通り、退院から数週間は音割れや断続的なノイズ、音の増幅(耳パーン)などに多少悩まされるようになりました。

特に飲食店やショッピングモールなど人の多くいる場所では様々な音が耳に入ってきて、プチパニックを起こしていましたので、医師の勧めもあり、極力耳栓を左耳だけ、着用するようにしました。

すると余計な音が耳に入ってくるのが軽減され、聞こえ方がだいぶよくなりました。慣れるまでは時間がかかりますが、応急処置として耳栓の着用をぜひオススメします。

そしてこの頃から、発症から入院までの期間は特に目立って症状が出なかった耳鳴りが徐々に私の中で存在感を増すようになりました。耳鳴りについては別の記事で詳しくお話ししたいと思います。

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