車試乗記

プリウスPHVvsアウトランダーPHEV! ブリプリオのブログでカーレビュー

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今回はプリウスPHVvsアウトランダーPHEVのプラグインハイブリッドカー比較レビューをお送りします。

この2台はクルマのカテゴリーとしては異なりますが、いずれもリチウムイオンバッテリーを積んでいて、クルマを充電することで一定距離のEV走行が楽しめるという点で共通しています。

比較する内容もそのあたりに的を絞って行います。

どうぞご覧ください!

車選びのポイント


【外観】
見た目のかっこよさ

【内装】インパネやシートの質感

【速さ】排気量、パワー、加速感

【燃費】燃費性能、エコ度

【広さ】居住性、荷物を積める量

【静かさ】エンジン音、静粛性

【コスパ】価格と装備のバランス

【乗り心地】足回り、フィーリング

【取りまわし】動かしやすさ

  

ブリプリオ
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 上記のポイントをふまえてレポートします。どうぞお気軽に車選びの参考にしてくださいね!

プリウスPHVvsアウトランダーPHEV 比較 

車名 プリウスPHV
メーカー トヨタ
車種 5ドアハッチバックセダン
排気量 1.8L 直4 DOHC 16バルブ
最高出力 エンジン 98ps
モーター 前72ps 後31ps
最大トルク エンジン 142Nm
モーター 前163Nm 後40Nm
サイズ 全長4645×全幅1760×全高1470
燃費 37.2km/L (JC08モード)
乗車定員 5名
航続距離 68.2 km
車両本体価格 Aプレミアムナビパッケージ
426
万6000円




車名 アウトランダーPHEV
メーカー 三菱
車種 SUV
排気量 2.4L直4 DOHC 16バルブ
最高出力 エンジン 128ps
モーター 前82ps 後95ps
最大トルク エンジン 199Nm
モーター 前137Nm 後195Nm
サイズ 全長4695×全幅1800×全高1710
燃費 18.6km/L (JC08モード)
乗車定員 5名
航続距離 65.0km
車両本体価格 G Premium Package 479万3040円

☆今回の比較モデル☆
プリウスPHV 

アウトランダーPHEV

プラグインハイブリッドカーという点では共通だが車種は異なるので、サイズ面の比較は割愛する。

①航続距離(満充電時)
プリウスPHV> アウトランダーPHEV
+3.2km

プラグインハイブリッド車の特徴として、まず第一に上げられるのはバッテリー充電によるEV航続可能距離だといえます。

上記の表の通り、2台の航続距離はプリウスPHVが68.2km、アウトランダーPHEVが65.0kmといったところで、若干プリウスPHVが勝っていますが、その差はほとんどないといえます。

しかしこれはあくまでカタログ数値なので、実際の航続距離は道路や交通状況にもよりますが、もう少し落ちることになるでしょう。

実はアウトランダーPHEVの方には半日ぐらい借りて乗ったことがあるのですが、充電部分で走行できるのはがんばってもせいぜい40kmぐらいだったと記憶しています。

おそらくプリウスPHVも似たようなものだと推測できます。

②充電時間 他

プリウスPHV
充電時間/約2時間20分(200V電源使用)

※急速充電対応
約20分でバッテリー容量の80%

※チャージモード搭載

アウトランダーPHEV
充電時間/約4時間(200V電源使用)

※急速充電対応
約30分でバッテリー容量の80%

※チャージモード搭載

プリウスPHVの方が約半分の時間で満充電に達します。

航続距離も若干勝ることから充電の効率や利便性ではプリウスPHVの方が有利といえそうです。

2台とも急速充電(外出時の急速充電器における充電)に対応しています。

こちらもプリウスPHVの方が充電時間は少し短いです。

2台ともチャージモードを搭載しています。

これは充電が切れた後、走りながら再度充電できるというモードです。

チャージモードではガソリンを使って充電しますので、当然ガソリンは減っていきます。

充電が切れた後、そのまま普通にガソリンを使って走るか、チャージモードを使って電気を貯めて走るか、どちらが効率がよいかは実際に所有して試してみないと何ともいえないですね。

おそらく、一定速度で走れる高速走行などではチャージモードが有効ではないかと思われます。

③最高出力/最大トルク

《最高出力・エンジン》
アウトランダーPHEV プリウスPHV
+30ps

《最高出力・モーター》
アウトランダーPHEV プリウスPHV
+105ps

《最大トルク・エンジン》
アウトランダーPHEV プリウスPHV
+57Nm

《最大トルク・モーター》
アウトランダーPHEV プリウスPHV
+129Nm

動力性能ではエンジン排気量で勝るアウトランダーPHEVが圧倒的に有利です。実際に試乗した感じもほぼ数値通りの印象でした。

アウトランダーPHEVは街乗りから高速まで過不足ない走りを堪能できました。

プリウスPHVは市街地では問題なかったですが、高速ではややパワー不足が露呈した印象でした。

④燃費
プリウスPHV    > アウトランダーPHEV
+18.6km/L

燃費は逆にプリウスが倍の数値で圧倒しています。

プリウスPHVは充電がなくなったあとも普通のプリウス同様にハイブリッドシステムを使って走ります。おそらくそこが数値の差の決め手ですね。

一方のアウトランダーPHEVは充電が切れると言い方は悪いですが、ごく普通のSUVに戻ります。

充電が切れるとエンジンは頻繁にかかるようになりますが、EV走行のなめらかなフィーリングはまずまず維持したまま(感覚的には6割ぐらい)走ることができると感じました。

⑤車両本体価格
アウトランダーPHEV プリウスPHV
+52万7040円

プリウスPHVはトップグレード、アウトランダーPHEVもトップグレードに近い装備内容のGプレミアムとの比較で50万少々の差がつきました。

何度もいいますが、車種やボディーサイズがちがうので、この差は仕方ないですね。

2台共に現在は20万円の補助金が出る点も共通しています。

アウトランダーPHEVはPHEVであることに加えて、優れた4WD性能や伝家の宝刀SAWCを搭載していることなどから、コスパは高いと思います。

⑥フロントデザイン
以前のプリウスの回でも触れましたが、プリウスPHVの方がプリウスよりも正直イケメンで、受け入れやすい顔だちだといえます。

プリウスも最新型はだいぶすっきりとしたデザインになった感じはしますが、それでも尚、両生類を思わせるクセのある顔つきは健在です。

プリウスPHVは本家プリウスに比べて売れ行きはあまり芳しくないので、ハイブリッド性能以外の部分で差別化を図る必要があったということでしょうか?

それならプリウスの顔をプリウスPHVの顔に仕立てた方が、売り上げ効率は上がったのではないかという気もしなくはないですが、

やはり天下のトヨタとしてはこの分野でも他社には負けたくないというプライドが勝ったのだと思われます。

アウトランダーPHEVは初代の柔和な顔つきからは一転して、今時のメッキリル強調型の迫力あるフロントフェイスに生まれ変わりました。

この顔になった当初はレクサスを相当意識したデザインだなと感じましたが、

最近では他のモデルにもこのダイナミックシールドと呼ばれるデザインが積極的に使われ、新しいミツビシ顔としての存在感もだいぶ定着してきたように思えます。

もともと注目度の高かったクルマで購入を検討していた人も多く、そういった購買層を刷新されたデザインと走りで一気にたぐりよせた感がありますね。

出典:response

出典:response

⑦サイド・リアデザイン
プリウスPHVはサイドからリアにかけて、とても近未来感の強いデザインです。

フロントマスクはプリウスよりもイケてますが、全体的なフォルムとしては本家プリウスの派生モデルであることが一目瞭然です。

どちらかといえば人を選ぶデザインといってよいでしょう。

対するアウトランダーは今が旬のオーソドックスなアーバンSUVスタイルで、外見からはそこまで近未来的な要素はうかがえません。

エクストレイルやハリアーといった同セグメントのライバル達ともガチで戦える堂々としたエクステリアだと思います。

思えばこのアウトランダーPHEVが世に出た時はあと4~5年もすれば各社から競うように同タイプのPHEVやEVが登場し、100%EVも含めて少なくとも2~3割ぐらいのシェアになるのでは?と思っていたのですが、

全くの予想はずれでしたね。このタイプは欧州車にはちょこちょこ見られるものの、国産ではこの2台の他にはほとんど見当たらない状況です。

やはりインフラ整備の問題や開発費用がけっこうかかる点などがネックとなっているのかもしれないですね。

シェアが拡がらないのはアウトランダーPHEVにとってはいいような、悪いような話ではないでしょうか。

すなわち、カテゴリーが成長しないことで一人勝ちが狙える。

反面、シェアが拡がらない分、爆発的に売れるのはなかなか難しい。といったところでしょうか。

このPHEVシステムを今後の販売の主力としたい三菱にとっては悩ましい状況が続いているのかもしれません。

出典:response

出典:response

⑧インテリア
プリウスPHVのインテリアはプリウス同様に黒を基調としたシンプルな感じで好感が持てます。

外観に比べて、変にキンミライしていないところが、逆にいいですね。

縦型のスクリーンだけは突出した先進性を感じさせます。

アウトランダーPHEVに限らず内装が弱点といわれてきたミツビシ車ですが、現行モデルは初代よりもだいぶあか抜けた印象です。

なんせトップグレードで500万超えのクルマですからね。車格に応じたインテリアが求められるのは当然のことだと思います。

成長著しいマツダのインテリアにはまだまだ及びませんが、少しずつよくなってきていることは事実です。

プリウスPHV 運転席
出典:response

アウトランダーPHEV 運転席
出典:webCG

⑨後部座席・ラゲッジ
再三述べている理由で、後部座席やラゲッジを比べること自体、あまり意味はないような気もしますが、一応コメントしておきます。

SUVであり、ボディーサイズに勝るアウトランダーPHEVが後席の居住性やラゲッジルームの広さで勝るのは当たり前といえば当たり前です。

だからといってプリウスPHVがすごくせまいかと問われれば、当然そんなこともありません。

全長も予想外に長く4645mmもあります。アウトランダーPHEVともわずか5cmしか変わりありません

見た感じも後席の居住性は互角のスペースに見えますね。

プリウスPHVを選んでもファミリーカーとして十分機能すると思います。

プリウスPHV 後部座席
出典:response

アウトランダーPHEV 後部座席
出典:webCG

プリウスPHV ラゲッジ
出典:response

アウトランダーPHEV ラゲッジ
出典:webCG

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プリウスPHV vs アウトランダーPHEV  試乗比較

実はアウトランダーPHEVは当試乗レビューの記念すべき第1回目を飾ったクルマで、初回と言うこともあり、今振り返ると随分とあっさりしていて、内容的にも薄っぺらいものに感じます。
(まあ最初だからこんなものかな)

というわけで、今回は当時のレビューをまるごと全部載せた上で、引き続いてプリウスのレビューに移り、2台を比較していきます。

アウトランダーPHEV (全レビュー)

いざスタート!

う~んEV特有のおだやかでなめらかな滑り出しです。

アクセルを踏むと同時にキュイン~というモーター音 (演出音らしい)がして、いかにも近未来を予感させる立ち上がりです。

以前古いタイプにも試乗したことがあるのですが、担当者曰く、最大の違いは

『スポーツモードが加わったこと』
『電気で走る割合が増えたこと』
『エンジン音が静かになったこと』

のようです。

市街地からバイパスへ上がった瞬間に早速スポーツモードを試してみました。

スイッチを押すといったん5速に入り、アクセルの反応がキュッと引き締まった感じになって、すぐさま力強い加速を見せてくれました。

直線でさらにアクセルを踏み込むとエンジンがかかったようですが、その音もかすかなもので特には気にならず、確かにうまく処理されているなあと感じました。

バイパスを降りて、再び市街地へ。

ノーマルモードに戻すとアクセルのレスポンスも穏やかとなり、うって変わって上品な乗り味になりました。

やはりスポーツモードが搭載されたことが最大の変化であると感じました。当然スポーツカー並みに速いということはありませんが、余程走りにこだわりがない限り、必要十分な性能だと思います。

アウントランダーPHEV試乗 ! 大幅改良された電気で駆けるSUV  より抜粋

なるほど。(試乗時の感覚を思い出して)

ではプリウスPHVのレビューに移ります。

出足はアウトランダー同様になめらかです。本家プリウスと比べてもアクセルに対する反応はリニアな気がしました。

市街地走行もしっとりとしたフィーリングでなかなかスムーズでした。

乗り心地は悪くはないですが、モーターを積んでいるのでやや重たい印象ですね。

軽快に走るというよりは重厚感を伴って、厳かに走るといった表現の方がしっくりきます。

アウトランダーPHEVの方がだいぶ重たいわけですが、それでもトルクフルな走りで軽快感では勝っているように感じました。

続いて高速走行。こちらは圧倒的にアウトランダーPHEVの勝利ですね。

先代からパワーアップしているので、滑らかさに、さらなる力強さが加わった印象で、とても気持ちよいです。

EVに乗っているんだなあ~という感覚もアウトランダーPHEVの方が強いです。

プリウスPHVは高速でアクセルを踏み増してエンジンがかかり始めると、よくも悪くも本家の走りに近づいたなあ~という雰囲気でした。

というわけで走りにおいて、よりEV的ななめらかさと力強さを感じたいなら、アウトランダーPHEVで決まりですね。

燃費重視ならプリウスPHVかなとも思いますが、それなら本家でええやんとも思ってしまいます。(本家の方が安いしね)

総じてアウトランダーPHEVは電気で駆けるSUVというコンセプトがしっかりとしていて、なおかつ改良を重ねることで熟成し、完成度の高いクルマに仕上がったと思います。

対するプリウスPHVは今回試乗してみて、少し厳しい言い方をすれば「何をしたいか」がイマイチ伝わってこないまだまだ発展途上のモデルであると思いました。

プリウスまでとはいかなくても、そこそこヒットさせるにはデザインだけでなく、もう一つ二つ、消費者に訴求できる要素が要るのでは?という感想です。

あくまで個人の感想となりますので、PHV系を検討されている方は、ぜひ2台とも試乗して、乗り比べてみることをおすすめします。


☆★追記★☆

◇関連記事☟ぜひご覧ください!

プリウスPHV vs アウトランダーPHEV【総評】

※トータル10点を2台の車に配分して評価

総合評価
プリウスPHV 47点
アウトランダーPHEV 53点

外観 プリウスPHV /4  アウトランダーPHEV/6
内装 プリウスPHV /アウトランダーPHEV/4
速さ プリウスPHV /アウトランダーPHEV/7
静かさ プリウスPHV /アウトランダーPHEV/5
乗り心地 プリウスPHV /アウトランダーPHEV/5
充電時間
プリウスPHV /アウトランダーPHEV/4
燃費・航続距離 プリウスPHV /6  アウトランダーPHEV/4
取りまわし
プリウスPHV /アウトランダーPHEV/5
   コスパ     プリウスPHV /アウトランダーPHEV/6
人気度
プリウスPHV /アウトランダーPHEV/6

アウトランダーPHEVの勝利。

本文でも述べた通り、コンセプトがしっかりしている点とコスパが高い点が決め手。

但しそうはいっても、普通のクルマに比べると割高にはなるので、維持費などで元を取るにはけっこう長く乗る覚悟が必要。

2台ともその持ち味を十分生かすためには充電設備はやはり必須だろう。

急速充電やチャージモードだけでは魅力は半減するので、設置が厳しい場合は普通のハイブリッド車を選ぶべきだと思う。




おわりに

ブリプリオのブログでカーレビュー

今回はプリウスPHVvsアウトランダーPHEVのプラグインハイブリッドカー比較レビューをお送りしました。

100%EVと比べると航続可能距離は限られてきますが、いざとなればガソリンで走れるという安心感もあります。

EV特有の近未来的な走りを楽しみたい方はぜひ一度試乗してみてほしい2台です。

今後も各メーカーのニューモデルや話題の車をバッチリ紹介していきます。

次回もお楽しみに!  ではでは。

Enjoy driving !!

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「これまで」と「これから」の生きた証を何らかの形で残したいと思い、このたびブロガーデビューしました。 まだ始めて間もないですが、少しでも皆様の「お役に立てる」また「共感できる」記事を書くために、日々奮闘努力中です。どうぞお見知り置きを!