久々の輸入車でウインカー操作ミスしまくりのブリプリオです。
今回は初の輸入車レビューということで、BMW話題のNEW MODEL X2に試乗してきました。
久しぶりにBMWの代理店を訪れましたが、新装されたオフィスで輸入車のオーラがぷんぷんしていました。
展示車を見るだけでテンションが上がってしまいます。スタッフの方々の対応もうやうやしくて気持ちよいです。
このあたりは国産ディーラーも見習わなければなりませんね。
今回試乗したX2はBMWがSAC(スポーツアクティビティクーペ)と名付けた最新のモデルで香取慎吾のコマーシャルでも話題を呼びました。
初代ということもあり、これまでのXシリーズにはないスタイリングやオリジナリティーを持っています。
それではさっそく、この車の魅力をたっぷりお伝えしていきます。
乞ご期待ください。
【外観】見た目のかっこよさ
【内装】インパネやシートの質感
【速さ】排気量、パワー、加速感
【燃費】燃費性能、エコ度
【広さ】居住性、荷物を積める量
【静かさ】エンジン音、静粛性
【コスパ】価格と装備のバランス
【乗り心地】足回り、フィーリング
【取りまわし】動かしやすさ
BMW X2の紹介
キーワードは反逆者、購買意欲を刺激する絶妙なポジショニング!
車名 | BMW X2 x Drive 20i |
---|---|
メーカー | BMW |
車種 | SAC (スポーツアクティビィティークーペ) |
排気量 | 2.0L直列4気筒DOHCターボ |
パワー | 192ps |
トルク | 280N・m |
サイズ | 全長4375×全幅1825×全高1535 |
燃費 | 14.6km/L |
乗車定員 | 5名 |
車両本体価格 | M Sport X 515万円 |
BMW2階の展示場に案内されるまま上がると、左手に鎮座しているのは話題のNEWモデルX2ではありませんか。
その流麗なクーペラインが目に入った瞬間、あまりのオーラにクラクラッとなりました。
BMWがX2に授けたキーワードはTHE REBEL(反逆者)という刺激的なものです。
新しいことにどんどんチャレンジして既存の概念ををぶっこわそう的なメッセージがこめられているそうです。
実際目の前にあるX2はこれまでに見たことのないBMWでした。
まずフロントまわりをチェック。顔つきはBMWらしくとてもシャープです。
中央に代名詞とも言えるキドニーグリル(ブラック)が置かれていますが、その形状も新しく下にいくほど幅広となるデザインを採用しています。
おかげで2対の切れ長の目と合わさって迫力あるエクステリアとなっています。
出典: webCG
出典:webCG
中央に2つのキドニーグリル (ブラック)
サイドは、X4などの他の偶数モデルとはちがって、ルーフをそれほど落とすことなくスポーティーかつ流麗なクーペらしさを演出しています。
BMWのXシリーズでは
X1・X3・X5・X7を奇数モデル
X2・X4・X6・X8を偶数モデルと呼び差別化を図っている。
奇数モデルは従来のオーソドックなSUVタイプで偶数モデルはよりデザインに重きを置いたスタイリッシュなタイプという位置づけにある。
リアに近いCピラーの部分にはBMWのエンブレムがつけられていて、これがほんとにオシャレなんですよね。
これは昔ののクーペ2000CSなどにも取り付けられていたことから、X2がBMWクーペの継承者であることを示しているとのことです。
出典: webCG
出典: webCG
最も印象的だったのはリアですね。
どっしりとしたグラマラスなデザインとブレーキランプまわりの高級感がうまくミックスされ、ありきたりのハッチバック的な雰囲気は微塵も感じられません。
エンブレムがなければパット見BMWだとわからないかもしれませんね。
出典: webCG
担当者のすすめで助手席に座ってみました。
内装もこれまたいい感じですね。
4~5年前に3シリーズを初め、いくつかのモデルに試乗したのですが、その時に比べてシートやインパネまわりの質感などもあきらかに向上しています。
BMWは走りにはもちろん定評がありますが、インテリア部分ではライバルであるメルセデスベンツやアウディーに一歩劣っているという評価がありました。
しかし今回はその点も見事に払拭され、BMWらしいスポーティーな味付けに上品さがプラスされてバランスのいいインテリアとなりました。
担当者の説明で初めて知ったのですが、BMWのインパネってドライバー側に角度をさりげなくかたむけてあるんですね。
これにより運転中も全ての情報が認識しやすく、走りに集中できるというわけです。
このどこまでもドライバーズオリエンテッドな気づかいもBMWの真骨頂と言えますね。
出典:webCG
続いて後ろの席に座ってみました。
意外と天井も高く窮屈な感じはなかったです。家族4人くらいの普通の外出ならなんら問題ないのではないでしょうか。
出典:webCG
今回見たX2のカラーは展示車、試乗車共にホワイトでした。
担当者の話では、X2のイメージカラーであるカルバニックゴールドの実物はめちゃくちゃイイらしいです。(☟写真参照)
出典:bmw.jpn.org
契約した人は必ずこの色を検討するらしいですが、最終判子をつく段階で必ず白か黒に落ち着くようです。
この代理店でもゴールドで契約した人はいないとのことです。
気持ちはわかりますね。
自分ではイイと思っていても家族や周りの目を気にしてしまい、最終的には無難な色に落ち着くというパターン。
でも他人は人の車の色などそれほど気にしてはいないのが現実なんですよね。
ちなみにブラックのX2だとまた印象はちがって、かなり迫力を増すらしいです。
ホリの深い顔つきのBMWは他のモデルもだいたいそうなので、想像は容易につきます。機会あればブラックもぜひ見てみたいですね。
偶数シリーズが好きな人には、あるようでなかった絶妙なスタイリングを持つX2はまさにドンピシャで購買意欲を大いにかき立てられるのではないでしょうか?
X4やX6は高嶺の花でも、X2ならがんばってみようという人はきっと多いはずです。
内外装を見るだけでごちそうさまな気分でしたが、やはりBMWの魅力は走りにあります。
次のコーナーでいよいよ最新のBMWの走りに迫ります。
Coming up Next !!
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BMW X2試乗レビュー
今回の試乗車はX2 xDrive20i M-SPORTSXを用意していただきました。
いざ試乗スタート !
エンジンスイッチを押すとBMWらしいジェントルなエンジン音が心地よくこだまし、走りをかき立ててくれます。
アクセルを踏んで発進。8速オートマティックが生み出すなめらかな立ち上がりです。
セダンよりも高めでSUVよりは低いというドライビングポジションが絶妙ですね。
走り始めた瞬間に今までに乗ったことのないカテゴリーの車だなあと感じました。
最初の信号を左折する際、注意されていたにもかかわらず、早速ウインカー操作を右で行いワイパーを思いっきりまわしてしまいました(笑)
いよいよバイパスへ上がり、恒例のスポーツモードに入れて、アクセルを踏みました。
レスポンスがぎゅっと引き締まりX2はぐんぐん加速していきます。「あーーこれこれ、この感じ」と思わずためいき。
足回りは19インチのタイヤを履いているということもあって少し固めな印象です。
でも固いからといって決して不快な固さではなく、コンフォートとスポーティーの中間くらいの感じです。
スピードが上がってくると固めの味付けとXdrive (4WD)がよく効いているせいか、重厚感ある路面を吸いつくような走りっぷりが目立ちました。
そのあたり小雨がぱらつくウエットなコンディションだったことも多少影響しているかもしれません。
前が詰まってきたので、左にレーンチェンジを試みようとし、今度はあわてず左のウインカーを下げてハンドルをほんのちょっと切った瞬間にレーンチェンジが一瞬にして完了してしまいました。
このハンドリングのシャープさにはびっくりです。わずかなハンドル操作に対する車の反応速度がハンパないです。
くせになって何度か車線変更をしながら車を交わして抜いていきました。これはめちゃくちゃ気持ちいいですね。
担当者曰く「ワインディングだともっと楽しめますよ。」とのこと。
確かにこのハンドリングの切れの良さと吸いつくような低重心の走りなら、カーブが連続する山道などはさぞ楽しいだろうなあと思いました。
出典: webCG
気になる速さに関して、以前乗ったシビックハッチバックは獰猛かつ俊敏で少しやんちゃなキャラクターでしたが、
X2は決して爆発的ではないけど、どっしりと安定感のある走行性能を持っている印象ですね。
体感する速さそのものはシビックが若干上で、ハンドリングや乗り心地を含めた走りの全体的なクオリティーではBMWに分があるような気がしました。
軽快さではシビック、重厚さでX2といったところでしょうか。
いずれにしても走りに重きを置くユーザーにとっては甲乙付けがたい2台の車であることは確かです。
ちなみに現在のX2のラインナップでは1.5L3気筒エンジンのsDrive18iというエントリーモデルがあります。
価格は436万円からということで多少お求めやすくはなりますが、だんぜん20iの方がおすすめだと思いました。
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総評 : BMW X2
総合評価/80点 (100点満点中)
外観 | ★★★★★ |
---|---|
内装 | ★★★★★ |
速さ | ★★★★★ |
広さ | ★★★ |
静かさ | ★★★ |
乗り心地 | ★★★★ |
燃費 | ★★★ |
取りまわし |
★★★★ |
コスパ | ★★★★ |
人気度 |
★★★★ |
BMW X2はこんな人に向いている
〇まだあまり走っていない個性的なBMWに乗りたい。
〇山道や峠などのワインディングをガンガン攻めたい。
〇セダンとSUVの中間ぐらいのクルマがほしい。
さすがはBMW。デザイン、走行性能ともに完成度の高い車である。
弱点としては今時の車には必ずといっていいほど装備されているオートブレーキホールド機能がない点と追従機能が標準装備ではない点だろうか。
ぼくとしてはこれらは必ずほしい機能なのでちょっと残念ではある。
マイナーチェンジでそのあたりが改善されることを望む。
ライバル車… ベンツ GLAクラス アウディQ2 ボルボXC40
別の建物にある9月に発売したばかりの新型X4をついでに見せてもらいました。
先代に比べるとルーフラインの傾斜がゆるやかとなり、見た目はかなり洗練されていてかっこいい !
運転席に座ってびっくり、革の匂いぷんぷんのめちゃくちゃゴージャスな仕様で度肝を抜かれました。
本体価格814万円也、オプションなんかをいくつか付ければ1000万円に手が届きそう?
生きてる間にこんな車に乗ってみてー!!
◇BMW新型5シリーズ530eの記事を書きました!
☟ぜひご覧ください!
◇新型M3&M4の巨大キドニーグリルについての考察記事を書きました!
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◇M235iグランクーペの記事を書きました!
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◇320iと320dの比較記事を書きました!
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◇他のBMWの記事も
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おわりに
ブリプリオの気ままに試乗レビュー
今回はBMW X2をご紹介しました。
輸入車の試乗はテンション上がって楽しいので、少しずついろいろな車種に乗っていきたいと思います。
今後も話題の車をバッチリ紹介していきます。
次回もお楽しみに! ではでは。
Enjoy driving !!
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